ドイツ銀、国内支店の2割閉鎖へ 新生活様式に対応

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[フランクフルト 22日 ロイター] - ドイツ銀行は同国内の支店の2割を閉鎖し、約400店まで減らす計画だ。コスト削減を進めるとともに、新型コロナウイルス流行を受けた顧客の生活様式の変化に対応する。国内リテール部門責任者のフィリップ・ゴソウ氏が明らかにした。

ゴソウ氏はロイターに対し、支店閉鎖は主に都市部を対象に「できる限り速やかに」実施すると述べた。

業績不振が続いていた同行は2019年以来、世界的にリストラを進めてきた。

ドイツの銀行は伝統的に、オンラインバンキングがより浸透しているオランダや英国の銀行に比べて支店の数が多い傾向にあった。コロナ危機を受けて、欧州全域の銀行が店舗戦略を見直しつつある。

ドイツ銀と競合する独コメルツ銀行は最近、1000支店のうち200店を閉鎖。さらに数百の閉鎖を検討している。

ゴソウ氏は「新型コロナが助言サービスや支店業務への需要にさらなる変化をもたらした」と指摘。

「元々はオンラインバンキングにあまり慣れていなかった顧客も現在は自宅のコンピューターやiPadで単純な銀行取引を多数、行っている」とした。

助言サービスも電話やビデオチャットで行われることが多くなったという。同サービスのインフラ構築に投資する計画であることも明らかにした。

ゴソウ氏は22日にフランクフルトで開かれた会議や従業員向けのメモで支店閉鎖について説明。メモでは一部の従業員に困難をもたらすことになると認めた。

ただ、従業員からの強い抵抗はないとみられる。統一サービス産業労組(ベルディ)は声明で、ドイツ銀が支店網を見直すのは「概して適切」と指摘した。