正統派イケメン路線を歩まずに成功した戸塚純貴

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先日最終回を迎えた日本テレビ系のドラマ「親バカ青春白書」で、親子で大学生になったムロツヨシ演じるガタローと永野芽郁演じるさくらの同級生で、ハイテンションのユーチューバー、根来役の好演が光ったのが戸塚純貴だ。

岩手出身の戸塚は、将来は自動車整備士になりたいと希望し専門学校に進学。しかし、母親が戸塚の芸能界入りを望んでおり、ひそかに「第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に推薦応募していた。

自動車整備士としての就活に失敗し失望するも、同コンテストの書類選考通過の通知が届き一念発起。結果、「理想の恋人賞」を受賞し、芸能界入り。ちなみに、その回のグランプリはテレビ朝日系「仮面ライダードライブ」などに出演した上遠野太洸が受賞した。

11年5月、同コンテスト同期のファイナリスト12人で結成された「劇男JB」旗揚げ公演に出演。

同年7月のフジテレビ系ドラマ「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」で俳優デビュー。

12年9月から「仮面ライダーウィザード」に出演し、13年公開の映画「風切羽~かざきりば~」で主演をつとめた。

「目標の俳優はムロでプライベートでも親交がある。『ジュノンボーイ』出身にもかかわらず、正統派イケメン路線を歩まなかったが、それが功を奏し、『親バカ』もそうだが、福田雄一氏の作品の常連となった。飾らない性格で、先輩俳優からイジられるキャラとしておなじみ」(映画業界関係者)

出演した18年公開の映画「銀魂2 掟は破るためにこそある」ではトークイベントに登場。その際、主演の小栗旬についてトークを繰り広げていたところ、小栗がサプライズで登場。散々イジられた戸塚がタジタジになり笑わせた。

来年で俳優デビュー10周年を迎えるが、芸能界への“就職”は大成功だった。

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