いつ買えばいいかわからないからこそ「つみたてNISA」

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2020年の相場は、今まで以上にかく乱要因がもりだくさん

すでにお気づきのとおり、2020年の相場の動きは非常に読みづらいです。新型コロナウイルスの感染拡大により、4~6月期の企業業績は大幅に落ち込み、IMF(国際通貨基金)による世界経済成長率見通しを6月24日に下方修正しました。世界全体で▲4.9%、米国は▲8.0%、日本は▲5.8%と大幅なマイナス成長を見込んでいます。

金融市場は、先へ先へと状況を織り込んでいくので、すでに2021年の回復のペースをもとに売買していきます。それでも世界全体で+5.4%の回復の予想、うち、米国は+4.5%、日本は+2.4%といずれも前回の見通しよりも下方修正しています。

しかしこれも「徐々に新型コロナウイルス感染拡大が収束していく」という前提のもとになっていますから、再び感染拡大した場合には、経済活動に大きな下押し圧力がかかることが予想されます。

さらに2020年11月3日には大統領選挙があります。これまでの歴史的な動きの傾向では、大統領選挙の1ヶ月程度前には下落する傾向がありましたが、これも今回について当てはまるかどうかはわかりません。

現時点では、バイデン民主党候補がトランプ大統領よりも10ポイント程度上回っています。しかし4年前のヒラリークリントン候補とトランプ大統領の選挙戦でも、誰もが想像しなかった結果になったのと同様、今回も最後までわかりません。

ですので、波乱要因が多すぎて、どのタイミングで投資をすれば適切なのかなどというのはばくちと同じです。

つみたてNISAなら、タイミングを考える必要なし

つみたてNISAならば、文字通り「つみたて」なのでタイミングを考える必要がありません。

年間40万円までですから、相場環境に関係なく1月あたり40÷12で約3万3000円をひたすら積み立てていきますので、むしろ相場が下がったときは投資対象となる投資信託(ETF〈上場投資信託〉もありますが、ここでは説明は省略します)の基準価額は下がっていますから、私たち投資家からみるとたくさん買えることになります。

相場が上がったときは、投資信託の基準価額も上がっているでしょうから、3万3000円で買える投資信託の口数(単位)は少なくなります。しかし、相場が下がったときに買った投資信託からは利益が出ていることになります。加えて、この年間40万円までからの利益については非課税扱いです。

投資のタイミングを考える必要はない、NISA口座で投資した分の利益は非課税という2つのメリットを享受しながら資産を成長させていくことができるのです。

執筆者:柴沼直美
CFP(R)認定者

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