鷹・工藤監督、今季初の4連敗に「すいませんでした」 武田が3回6失点炎上

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

序盤に6点ビハインドも打線は5点を返し「明日に繋がる」

■オリックス 10-5 ソフトバンク(23日・PayPayドーム)

ソフトバンクは23日、本拠地PayPayドームで行われたオリックス戦に5-10で大敗し、今季初の4連敗を喫した。先発の武田が3回までに6点を失う大乱調。「鷹の祭典」で初となる4連敗となり、工藤公康監督は試合後、開口一番に「すいませんでした」と謝罪した。

今季4試合目の先発となった武田が大乱調だった。初回、簡単に2死を奪うも、安達に中前安打、吉田正に四球を与え、モヤ、太田に連続適時打。2回には先頭の8番・大下に四球を与えると、9番の伏見に2ランを被弾した。3回には太田の遊ゴロを周東が悪送球。杉本に死球を与えるなど満塁とされ、伏見、福田への連続押し出し四球で2失点。右腕は3回6安打5四死球6失点の大炎上でKOされた。

序盤に大量ビハインドを背負うと、打線も4回までオリックス先発の田嶋を打ち崩せず。5回に中村晃の2点適時打、7回にはデスパイネの球団通算2000号となる4号2ランで反撃して5点を返したものの、序盤のビハインドが重過ぎた。この日は主砲の柳田がスタメンから外れ、そのまま出番なく、82試合目で初めての欠場となった。

これで今季ワーストとなる4連敗となったソフトバンク。工藤監督は「こういうゲームも年間を通して何試合かはある。諦めてズルズルいってしまうのか、こんなゲームしていてはダメだという風に思って奮起するのか、そこは大事だと思って僕も見ていました。こういう中でしっかり5点取れたことは、明日に繋がる」と、序盤に大量ビハインドを背負いながらも、諦めずに反撃した打線の奮起を前向きに捉えていた。(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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