ビーバーが今季8度目の2ケタ奪三振 インディアンス連日のサヨナラ

【ホワイトソックス2-3xインディアンス】@プログレッシブ・フィールド

インディアンスは2対2の同点で迎えた9回裏にジョーダン・ループロウの2号ソロが飛び出し、地区首位のホワイトソックスに3対2でサヨナラ勝ち。ホゼ・ラミレスのサヨナラ本塁打でポストシーズン進出を決めた前日に続き、2試合連続のサヨナラ勝ちとなった。先発のシェーン・ビーバーは今季最終登板(12度目の先発)で今季8度目の2ケタ奪三振を記録している。

2020年のレギュラーシーズンを8勝1敗、防御率1.63、122奪三振という見事な成績で終えたビーバー。三部門すべてでリーグトップに立っており、満票でのサイ・ヤング賞が確実視されている。もし三部門すべてでタイトルを獲得すれば、インディアンスでは1940年のボブ・フェラー以来の快挙となる。

今季は開幕戦で14個の三振を奪う好スタートを切り、開幕2登板での27奪三振はメジャータイ記録。投球イニングが62回1/3の時点でシーズン100奪三振に到達し、これはメジャー史上最速記録だった。また、今季の全登板で8個以上の三振を奪い、開幕から12先発連続8奪三振以上は2000年のランディ・ジョンソン(開幕から15先発連続)に次ぐメジャー史上2位の記録となっている。

なお、ビーバーはアメリカン・リーグの投手三冠王だけでなく、メジャー全体の投手三冠王となる可能性もある。現時点では三部門すべてでメジャー1位となっており、このままメジャー全体の投手三冠王となれば2006年のヨハン・サンタナ以来の快挙となる。サイ・ヤング賞とMVPの同時受賞も夢ではないかもしれない。

インディアンスは2回裏にカルロス・サンタナの7号ソロで先制し、同点で迎えた6回裏にフランミル・レイエスの犠飛で勝ち越し。8回表にホゼ・アブレイユの犠飛で同点に追い付かれたが、9回裏にループロウがひと振りで試合を決めた。インディアンス4番手のブラッド・ハンドが今季2勝目(1敗)をマーク。ホワイトソックス4番手のジオ・ゴンザレスに今季2敗目(1勝)が記録された。

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