スタジオジブリが「千と千尋の神隠し」など8作品800枚の写真の使用を自由に!「常識の範囲で広く活用してほしい」というが許される使い方とは?(グッとラック!)

©株式会社ジェイ・キャスト

アニメ制作会社「スタジオジブリ」が、「千と千尋の神隠し」など自社の8作品400枚の場面写真の使用を自由にした。18日(2020年9月)、公式サイトで発表した。著作物を他人が使用するときは、著作者の許可が必要で、多くの場合で使用料が発生するが、スタジオジブリは「常識の範囲で自由にお使いください」とした。

オッケーになったのは、「千と千尋の神隠し」のほか、「ゲド戦記」「崖の上のポニョ」「借りぐらしのアリエッティ」「コクリコ坂から」「風立ちぬ」「かぐや姫の物語」「思い出のマーニー」の8作品。狙いについて、鈴木敏夫プロデューサーはこう説明している。

「著作権って使い方を間違えると、(作品が忘れられるなど)作家の命を潰していくんですよ。だから、みんなに広く活用されたらいいよね。とくに、トトロなんか、ひとり歩きしてほしい」

落書き、顔ハメ、動画の合成・加工は裁判にされたらアウト

さっそく、タレントの伊集院光や声優の梶裕貴がツイッターでジブリ画像を登場させた。

ただ、ジブリ側は「常識の範囲で」という縛りもかけている。「常識の範囲」を超えると、訴訟を起こされたりすることもあるということだ。司会の国山ハセンは「常識の範囲とはどこなのでしょうか」とさまざまなケースを紹介した。

SNSでは、「千と千尋」の湯婆婆が大きく口を開いて「レジ袋いりますかあ!?」と叫んだり、泣きながらおにぎりを食べる千尋に「何も入っていない...」などと、場面から連想されるセリフを重ねたりする大喜利投稿が相次いでいる。他にも、登場人物にひげや眼鏡を書く落書き、自分の顔をはめ込む顔ハメ、動画に入り込む合成、静止画面を動かす加工なども行われている。

キャスターの立川志らく「これで商売をしてはいけないというあたりが、常識の範囲なんじゃないの」

小林麻耶(TBS元アナウンサー)「作品に手を加えたらだめなんじゃないかなあ」

山岸久朗(弁護士)が解説した。「SNSでいうと、大喜利はセーフですが、小林さんが言うとおり、著作権法は、もともとの著作物に手を加えて、他の著作物にしてしまうところまでは許していません。落書き、顔ハメ、動画の合成・加工は、裁判にされたらアウトですね。また、お金儲けに使ったらダメ」

Tシャツにプリントして、自分で着るのはOKだが、販売したら違法ということである。