【プレビュー】CL王者とEL王者が激突!絶好調バイエルンがセビージャを飲み込むか

UEFA主催の大会を制したバイエルン・ミュンヘンとセビージャが、ハンガリーのブタペストにあるプスカシュ・アレーナで激突するスーパーカップ。例年とは異なる状況で開催される決戦は、どのような物語を描くのだろうか。

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マッチプレビュー
バイエルンとセビージャは、UEFAの大会では2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝の一度しか対戦したことがない。セビージャの本拠地ラモン・サンチェス・ピスファンで行われた1stレグでは、32分にパブロ・サラビアの一撃でホームチームが先制。5分後にOGでバイエルンが追いつくと、68分にはチアゴ・アルカンタラが逆転弾を挙げる。2ndレグはスコアレスに終わり、バイエルンがベスト4進出を決めた。

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欠場者情報
バイエルン・ミュンヘン
・ブンデスリーガ開幕節シャルケ戦を欠場したアルフォンソ・デイビスは、フィットネスを取り戻しセビージャ戦はピッチに立つかもしれない。
・キングスレー・コマンと今夏バイエルンに加入したタンギー・クアッシは、スタンドで見守る可能性が高い。

セビージャ
今夏バルセロナから6年ぶりにセビージャ復帰を果たしたイバン・ラキティッチ。デビュー戦がバイエルンとのリベンジなること濃厚のようだ。

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戦術
バイエルン・ミュンヘン
昨シーズンのCLでバルサを壊滅させたのは、ヨーロッパ屈指の激しいプレスだった。レバンドフスキはチームのスターだが、“ラウムドイター”ミュラーが広範囲に動き回ってピッチをカバーし、味方選手に大きなスペースを与えている。守備ラインが高すぎるように見せるが、バイエルンにとっては計算されたリスクだ。

セビージャ
ロペテギ監督は4-3-3を採用しているが、ボールを持ってない時はすぐに4-5-1にシフトする。高い位置からプレスを仕掛け、1試合を通して激しい展開を望んでいる。レギロンが去った今、要となるサイドの選手はヘスス・ナバスが中心となるだろう。

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監督コメント
ハンジ・フリック(バイエルン・ミュンヘン)
「セビージャは成熟したチームで戦術的にも優れている。ダイナミックで激しい試合になるだろう。両サイドの攻防はサッカー的な意味で多くのことが期待できる。私たちは最大の力を発揮し、ピッチ上の事に集中する。決勝戦はいつも特別だ」。

ジュレン・ロペテギ(セビージャ)
「バイエルンの監督は、チームワークを重視してきた事に加え、強いアイデンティティを与えてチームの運勢を変えてきた。彼らのようなチーム作りを行うのはとても難しい。自分たちのプレーを十分に把握しているね。私たちは世界最高のチームと対戦するが、ただ転げ落ちるわけにはいかない」。

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