SEMICON Taiwanがリアルとバーチャルのハイブリッド形式で開幕

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台湾で毎年9月に開催されてきた半導体製造装置および材料の展示会である「SEMICON Taiwan」が、2020年は新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、9月23~25日に展示会、セミナーともにリアル(フィジカル)とバーチャルを組み合わせたハイブリッド形式を採用した「SEMICON TAIWAN HYBRID」として開催されている。

リアルな展示会およびセミナーなどのイベント参加者は、台湾政府中央流行疫情指揮センターの指示に従い、入場に際して、(1)体温測定、(2)マスクの着用、(3)手の消毒、(4)新型コロナウイルスに関する調査のみに使用するという条件のもと入場時に名前や連絡先といった最低限の個人情報を提出することを義務付けている。また、会場内では、3密状態を避けるため、ソーシャルディスタンスの確保を求められている。

オープニングセレモニーは、9月23日に台北南港展覧会場でリアルなイベントとして開催された。台湾半導体業界および半導体装置材料業界の要人により開会のテープカットが行われたが、誰もマスクを着けていないのは、写真撮影のためで、その前後には全員マスクを着用しなおしていた。

展示会は、基本的にリアルの展示ホールで従来通り開催されているが、一部の企業は、バーチャル展示会場を用いた出展をしている。

一方のセミナーは、一部を除けばバーチャルシアター方式のオンデマンド配信で開催されている。

国際半導体製造装置材料協会(SEMI)の市場調査・統計担当ディレクタのClark Tseng氏は、半導体マーケットセミナーで講演し、「2020年前半の半導体製造装置の売れ行きが非常に良かったので、2020年通年の世界半導体製造装置の販売予測を610億ドルから650億ドルに上方修正した。2020年前半は、とくにロジックとファウンドリの業績が好調だったが、後半にはメモリの回復が期待される。2020年前半には中国勢の設備投資が活発だったが、後半も継続する見込みである」と述べた。

SEMICON Japanは12月にオンライン開催に変更

SEMI Japanは7月、毎年12月に開催してきたSEMICON Japanの開催を1年延期すると発表していたが、その後、SEMICON Westがバーチャルで開催されたのを受けて方針を変更、展示会ならびにカンファレンス(シンポジウム/セミナ/フォーラム)ともにバーチャルで開催することにした。

9月18日に開催された出展者説明会では、以下のような概要が発表された。

  • SEMICON Japanは、2020年12月11日から18日までの8日間にわたり、「SEMICON Japan Virtual」との呼称で、初のバーチャルイベントとして、カンファレンスとともにオンライン開催する。
  • バーチャル展示会は参加無料。バーチャルカンファレンスは有料。
  • バーチャル展示会のライブ配信は12月14日~12月17、オンデマンド配信は12月11日~2021年1月15日
  • オンライン・カンファレンスのライブ配信は12月11日~12月18日、オンデマンド配信は12月11日~2021年1月15日
  • 未来COLLEGE(学生向け業界、企業説明会)はライブ配信で2020年12月13日に実施(先行して11月28日にも開催)

一方、韓国ソウルで毎年2月に開催されている「SEMICON Korea」については、2020年は新型コロナウイルスにより多くの展示予定企業が展示説明員の感染を恐れてキャンセルが相次ぎ、海外からのバイヤーも参加を見合わせたため中止とされ、2021年についても2月3日~5日に開催する予定とのみ発表されていた。

本来は7月に詳細が決まるはずであったが、新型コロナウイルスの収束見通しが立たず、9月23日時点でもまだ詳細は発表されてはいない。SEMI Koreaに確認したところ、展示会は予定通り2月3日~5日にかけてソウル市内の国際展示場COEXで開催し、SEMI Technology Symposiumをはじめとするカンファレンスについては2月3日~12日にかけての10日間、オンライン配信で開催されるという返答を得た。SEMICON Taiwanと同じスタイルでの開催が予定されているとのことで、近くWeb上で発表される見込みだという。