薩摩川内に北薩児童支援センター 10月開設 児相を補完

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 鹿児島県は24日、虐待や不登校など、子どもに関する相談や助言を行う「北薩児童家庭支援センター」が薩摩川内市に設置され、10月1日から業務を開始すると明らかにした。中央児童相談所(鹿児島市)が虐待認定した出水市の女児が昨年8月に死亡した事案や、児童虐待の通告相談件数の増加などを受け、県が運営・設置主体を公募していた。センターは児相の委託を受け補完的役割を担う。

 県の認可を受けたのは、薩摩川内市の児童養護施設「川内精舎(しょうじゃ)」を運営する社会福祉法人藤照会。センターは同施設内に設置する。管轄するのは北薩3市2町(阿久根市、出水市、薩摩川内市、さつま町、長島町)。

 センターは児童福祉法に基づく児童福祉施設。社会福祉法人などが設置運営し、県が運営費を補助する。県はセンター設置を目指し、本年度の当初予算で運営補助費約1470万円を計上していた。県内では2017年に開所した大隅地域振興局管内(鹿屋市)に次ぎ2カ所目となる。

 同法人によると、北薩センターは、心理士や精神保健福祉士ら専任3人と、川内精舎と兼任の所長、職員の合計5人体制。相談室や子どもが遊べるプレールームを設ける。相談は無料。

 県子ども家庭課の西博夫参事は「北薩地域は、管轄する中央児相から遠いため、補完する役割を担ってほしい」としている。

 24日の県議会9月定例会で、小幡興太郎議員(自民、出水市区)の一般質問に、吉見昭文子育て・高齢者支援総括監が答えた。