たちばな信金 オンラインセミナー コロナ禍の経営計画支援 ビジネスモデル転換へ

コロナ禍における経営戦略を考えるオンラインセミナー=諫早市小川町、たちばな信用金庫本部

 たちばな信用金庫(諫早市、塚元哲也理事長)は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、経営戦略の再構築を目指す顧客企業を対象にしたオンラインセミナーを始めた。12月まで計8回、ウィズコロナを見据えた経営計画策定を支援する。
 同信金は新型コロナ感染が拡大し始めた3月から、顧客企業でつくる「たちばなビジネスクラブ未来」の開催を休止。次世代経営塾「たちばな未来塾」も本年度、休止している。一方、新型コロナによる業績への影響を懸念する企業が多い状況を受け、ビジネスモデルの転換に役立つ情報を提供しようと、同セミナーを初めて企画した。
 初回セミナーには顧客企業や同金庫職員ら84人が参加。同金庫と連携し経営セミナーを開いているインクグロウ(東京)の鈴木智博社長が、コロナ禍における経営計画の策定目的を説明。鈴木社長は「窮地だからこそ、企業は理念と目標、行動指針を明確にして、経営の軸を持つことが重要になる」と述べた。
 島原市で居酒屋2店舗を経営する中道隆志社長は「経営の方向性と反省点が明確になり、やる気をもらった」と話した。問い合わせは同信金業務部(電0957.24.0027)。

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