組織幹部宅銃撃、懲役7年 元暴力団員に判決 津地裁 三重

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 三重県桑名市長島町で2月、特定抗争指定暴力団、山口組のナンバー2高山清司若頭(73)宅が銃撃された事件で、銃刀法違反(発射、加重所持)の罪に問われた住所不定、元暴力団員谷口勇二被告(76)の裁判員裁判の判決公判が24日、津地裁であり、柴田誠裁判長は懲役7年(求刑・懲役8年)の実刑判決を言い渡した。

 判決理由で柴田裁判長は「対立する暴力団同士が互いの組員を殺傷する緊迫した状況下で拳銃を発射し、周辺住民に与えた不安は特に大きかった」と指摘。「犯行の1カ月ほど前から数回にわたり現場を下見しており、相応に高度の計画性が認められる」と述べた。

 判決などによると、谷口被告は2月2日午後1時半ごろ、桑名市長島町、高山若頭宅の正門に向かって路上から拳銃の弾丸4発を発射。うち、1発は門を貫通し、玄関引き戸に当たった。警戒中の警察官に逮捕された際、所持した拳銃には実弾1発が残っていた。

 この銃撃事件を巡り、県警と津地検は山口組と神戸山口組の対立抗争とは認定していない。谷口被告は初公判で犯行の動機について、高山若頭宅を銃撃することで「名を上げたかった」などと述べた。