絶滅危惧種に指定 秋の味覚の王様 “マツタケ” がピンチ!【地球派宣言】

今年7月、国際自然保護連合はマツタケを絶滅危惧種に指定しました。
関係者からは、絶滅のおそれを感じている声も聞かれます。

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県内有数のマツタケの産地、世羅町。

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マツタケは、アカマツの根に寄生する、菌根菌(きんこんきん)とよばれる種類の菌。
マツタケが寄生しやすいのは、曲がったアカマツ。
「シロ」と呼ばれるマツタケ菌は石の裏など、土の浅い部分に多く、浅いところに根を張る曲がったアカマツに、菌が寄生しやすのだそうです。

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ところが、その木に問題が。枯れて穴だらけのアカマツ-
「松くい虫」による木の感染症被害です。松の木を食べる虫が運ぶ、寄生虫が原因といわれています。

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感染の拡大を防ぐため、以前はすぐに木を切って処分していたそうですが、マツタケ農家の高齢化が進み、枯れたアカマツを運び出して処分することが難しくなっているそうです。

しかし、マツタケ農家の希望となっているマツがあります。松くい虫に強いとされる、その名も『スーパーマツ』。
今年こそはと、大きく育ったスーパーマツの根に、マツタケがでることを期待しているそうです。

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マツタケのシーズンは、10月上旬ごろから始まります。

広島ホームテレビみみよりライブ 5up!
地球派宣言コーナー(2020年9月23日放送)

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