匿名の“友人”から手数料請求 「貸付申請の方法教える」メッセージに注意

 県社会福祉協議会は24日、匿名女性がLINE(ライン)上の知人から、生活福祉資金貸付制度の緊急小口資金特例貸付の申請手続き方法を教える名目で、手数料2万円を求められたと明らかにした。実害はなかった。県社協は「手続きの説明にお金は必要ない」として、注意を呼び掛けている。
 県社協によると、女性は県南地区の社協職員を名乗るLINE上の知人から手数料2万円を求められたが不審に思い、14日に県北地区の社協に電話で相談した。
 同資金は、低所得者の世帯に対し緊急的に当面の生活資金を無利子で貸し付ける制度。国は新型コロナウイルス対応の特例として対象を拡大。収入減の人などを広く含め、貸付額の上限も倍増し20万円となった。


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