女性ドライバー限定ラリー『WOMEN’S RALLY in 恵那2020』12月5~6日に開催決定

 自動車産業及びモータースポーツ界で女性の活躍を推進するWOMEN IN MOTORSPORTは、女性ドライバーのみで行われるWOMEN IN MOTORSPORT L1『WOMEN’S RALLY in 恵那2020』を12月5~6日、岐阜県恵那市で開催すると発表した。

 WOMEN’S RALLY in 恵那2020は、国内初の女性ドライバー限定JAF公認ラリーとして2017年に発足。4年目を迎える今季は『L1 RALLY in 恵那』の名称を変更して開催され、同大会の優勝者には翌年の国内レース及びラリー活動への育成支援スカラシップが与えられる。
 
 クラス区分は前年大会から1クラス増えて合計3クラスに。排気量1500ccを超えるMT・AT車が参戦するL1-1クラスと、1500cc以下のMT車が挑むL1-2クラスに加え、AE車両(モーター、または電気モーターとエンジンを併用して動力とする車両)が参戦可能なL1-3クラスが新たに設けられ、対象車は1500cc以下のAT車およびAE車両用となっている。

 ラリーの舞台となるのは“女城主の里”として知られる旧岩村町を有する岐阜県恵那市内の公道で、総走行距離は160kmに及ぶ。競技区間のスペシャルステージ(SS)は合計8つ、合計距離は約28kmだ。
 
 ターマック(舗装路)で行われるラリーのスタート及びフィニッシュ地点は恵那市役所とされ、ラリーの拠点となるサービスパークも同地に置かれる予定となっている。昨年はギャラリースペースを設置し、1万3000人の観客が訪れた同イベント。2020年大会については、新型コロナ対策を講じた上で引き続きギャラリースペースを設置するという。

「モータースポーツは今や観光振興・地方創生の観点からも大きな起爆剤となっています」と語るのは、大会名誉会長・自民党モータースポーツ振興議員連盟会長を務める古屋圭司 衆議院議員。

「“WOMEN’S RALLY”が盛大に開催され、ひいては、新型コロナウイルスのため来年に延期になったWRC世界ラリー選手権日本ラウンド『ラリージャパン(Rally Japan)』の成功につながることを願っております」

「今後とも、自民党モータースポーツ議員連盟会長として、関係者の皆さまとともにモータースポーツの振興発展に取り組んで参ります」

 大会会長・恵那市の小坂喬峰市長は『WOMEN’S RALLY in 恵那 2020』の開催を心よりお慶び申し上げます」と述べ、「ラリージャパン誘致の契機となりましたWOMEN’S RALLYが、国内だけでなく、世界から注目されるイベントになることを熱望するとともに、恵那市に多くのモータースポーツファンの方々にお越し頂けることを願っております」と続けた。

 また、大会副会長・WOMEN IN MOTORSPORTの井原慶子 代表理事は年末に行われる今大会について次のように語った。
 
「自動車産業での女性の活躍と地域活性化を目的にスタートした『WOMEN’S RALLY』が、地域の方々の継続したご支援のおかげで、国際イベントであるWRCの誘致など観光振興および地方創生につながっています」

「新型コロナ対策として2020年は大会のデジタル配信も試みます。女性の熱い走りをご期待ください!」

 9月17日からエントリー受付が開始となっている『WOMEN’S RALLY in 恵那 2020』の会期中、WOMEN IN MOTORSPORTでは『交通安全ジムカーナ・ドライビングレッスン』、『第7期生オーディション/ドライビングレッスン』を恵那市内で開催する。各イベントの詳細や参加方法などはWOMEN’S RALLY in 恵那の公式サイト(http://www.ena-rally.com/index.html)をチェックしてほしい。

併催イベントの『交通安全ジムカーナ・ドライビングレッスン』は恵那笠置山モーターパークで開催される。

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