高齢者と中学生以下　インフル接種無料に 　コロナ同時流行防ぐ　西海市

　西海市は25日、65歳以上の高齢者と中学生以下の市民を対象に、インフルエンザワクチン接種費を本年度に限り無料にすると明らかにした。新型コロナウイルスとの同時流行の予防と、子育て、高齢者世帯の経済負担と不安の軽減を図る。
　同日の市議会全員協議会で報告した。市は対象者の接種費について、自己負担額を65歳以上2千円（上限1回）、小中学生1850円（同）、生後6カ月～就学前1200円（2回）とする制度を実施しているが、自己負担分も助成する。
　対象期間は10月1日から来年2月末まで。対象者数は中学生以下約3千人。高齢者約1万400人。事業費は約4350万円を見込む。新型コロナ対策の国の地方創生臨時交付金を充てる方針で12月議会に関連予算を計上、当面は予備費で対応する。
　定例西海市議会は25日、最終本会議を開き閉会した。