マーリンズ 2003年以来17年ぶりのポストシーズン進出決定!

【マーリンズ4-3ヤンキース】(延長10回タイブレーク)@ヤンキー・スタジアム

マーリンズはタイブレークまでもつれた敵地でのヤンキース戦に4対3で勝利。フィリーズがレイズに敗れたため地区2位が確定し、ワールドシリーズ制覇を成し遂げた2003年以来17年ぶりとなるポストシーズン進出が決定した。マーリンズは過去2度のポストシーズンでいずれも世界一となっており、ポストシーズンでの戦いぶりに注目が集まりそうだ。

ポストシーズン進出へのマジックナンバーを「2」としていたマーリンズは、ヤンキース先発のJ・A・ハップの立ち上がりを攻め、1回表二死一・二塁からギャレット・クーパーの6号3ランで3点を先制。先発のサンディ・アルカンタラは3回裏にアーロン・ヒックスにタイムリー二塁打を浴びたものの、7回までヤンキース打線を2点に抑えた。

ところが、アルカンタラが8回裏一死一塁の場面で降板すると、2番手のイミー・ガルシアが二死後に牽制悪送球で走者を二塁へ進めてしまい、アーロン・ジャッジにタイムリーを浴びて同点。9回は両軍とも無得点に終わり、試合は3対3の同点でタイブレークに突入した。

10回表、マーリンズは相手の守備のミスもあって一死二・三塁のチャンスを迎え、ヘスス・アギラーの犠飛で勝ち越しに成功。10回裏にクローザーのブランドン・キンツラーが一死満塁のピンチを招いたが、好打者のDJ・レメイヒューをショートへの併殺打に打ち取り、1点のリードを守り抜いた。

マーリンズ3番手のブラッド・ボックスバーガーが今季初勝利(0敗)、4番手のキンツラーが今季12セーブ目をマーク。ヤンキース5番手のチャド・グリーンに今季3敗目(3勝)が記録された。新型コロナウイルスのクラスター発生を乗り越えたマーリンズが17年ぶりとなるポストシーズンの戦いに挑む。

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