佐世保特支校生がマスク製作 市内3カ所で販売

ミシンを使い、マスクを作る生徒ら=県立佐世保特別支援学校

 佐世保市竹辺町の長崎県立佐世保特別支援学校(261人、川副秀夫校長)の生徒が布マスクの製作に取り組んでいる。作ったマスクは同市愛宕町の道の駅「させぼっくす99」など同校近隣の3カ所で販売中。
 地域の人との触れ合いや働くことの喜びを学ぶキャリア教育の一環で肢体不自由教育部門の中学1、2年の計5人が製作している。5月に開始し6月に校内で20個販売すると、「涼しい」と好評。このため、8月から近隣の店舗で販売することにし、これまでに計約100枚を製作、半数以上が売れた。
 生徒たちはミシンを使って丁寧に布を縫い合わせ、出来上がったマスクをしっかり包装。店舗への納品もこなしている。
 2年の山口悠菜さん(14)は「(使う人が)幸せになるように作った」、1年の中島将悟さん(13)は「スムーズにミシンが使えるようになった。地域の人が着けてくれたらうれしい」とそれぞれ話した。
 マスクはカラフルでさまざまな柄があり、大人用と子ども用を用意。定期的に店舗に補充する。いずれも1枚300円。問い合わせは同校(電0956.47.8755)。

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