“平和への思い”寄贈 V長崎選手ら 原爆資料館に

サポーターや選手が平和への思いを寄せ書きした旗などを手にするV長崎の選手たち=長崎原爆資料館(V・ファーレン長崎提供)

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎の選手らはこのほど、長崎原爆資料館(長崎市平野町)を訪れ、ファンや選手が平和への思いを寄せ書きした旗や千羽鶴、選手のサイン入りTシャツなどを篠崎桂子館長に手渡した。同館円形パビリオンで10月30日まで展示。
 毎熊晟矢、氣田亮真、植中朝日の3選手らが訪問。クラブでは2015年から毎年、ハトや平和祈念像などをあしらった「平和祈念ユニホーム」を製作して同館に寄贈。新型コロナウイルス禍の今年は、背中に8月9日の「長崎原爆の日」を意味する89の番号が入ったTシャツを作った。
 長崎市出身の毎熊選手は「被爆地長崎として、サッカーを含めていろいろなところで(平和を)発信していきたい」と語った。

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