菊池6回無失点も今季3勝目ならず マリナーズ逆転サヨナラ負け

【マリナーズ1-3xアスレチックス】(延長10回タイブレーク)@オークランド・コロシアム

ポストシーズン争いからの敗退が決まったマリナーズと、すでにアメリカン・リーグ西部地区の優勝を決めているアスレチックスによる対戦となった一戦は、アスレチックスが1点ビハインドの10回裏に3点を奪い、逆転サヨナラ勝ち。マリナーズの菊池雄星は6回4安打無失点の好投を見せたが、チームの勝利にはつながらなかった。

今季9度目の先発登板に臨んだ菊池は、初回を三者凡退に抑え、2回裏一死二・三塁のピンチも無失点。3回以降もピンチを招く場面はあったものの、落ち着いたピッチングでアスレチックス打線に得点を許さず、99球で6イニングを投げ抜いた。一方、アスレチックス先発のクリス・バシットも7回5安打無失点と好投し、試合は両軍とも無得点のままタイブレークに突入した。

10回表、マリナーズはルイス・トレンズのライトフライで一死三塁とし、ショーン・マーフィーの捕逸の間に1点を先制。ところが、10回裏に5番手のジョーイ・ガーバーが二死三塁からラモン・ラウレアーノに同点のタイムリー二塁打を浴び、さらに続くマーク・キャナに右中間への5号2ランを打たれてサヨナラ負けとなった。

アスレチックス4番手のジェイク・ディークマンが今季2勝目をマーク。ガーバーにはメジャー初黒星(1勝)が記録された。なお、アスレチックスのバシットは今月の4先発で3勝0敗、防御率0.34という素晴らしい成績をマーク。メジャーリーグ公式サイトでアスレチックスの番記者を務めるマーティン・ガイエゴスは「月間MVPの有力候補」と伝えている。

メジャー2年目の菊池は、9試合に先発して47イニングを投げ、2勝4敗、防御率5.17、47奪三振という成績で2020年のレギュラーシーズンを終えた。

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