【MLB】PO逃したエ軍が来季へ必要なことは? 米メディア「大谷のバックアッププランを」

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

今季も投手陣の不振に苦しんだ「大きな補強が1人といくつか小さな補強が必要」

エンゼルスは25日(日本時間26日)、敵地ドジャース戦で敗れ、6年連続でポストシーズン進出を逃した。昨オフに3度の最優秀監督賞を受賞しているジョー・マドン監督が就任し、昨季のナ・リーグ打点王に輝いたアンソニー・レンドン内野手を7年総額2億4500万ドル(約258億7000万円)で獲得。リーグ屈指の強力打線となったが、それでもポストシーズン進出はならなかった。

地元メディア「ロサンゼルス・デイリーニュース」は「エンゼルスの投手陣が苦戦した理由と取り組む必要があること」として、今オフの投手陣の整備を進言した。「エンゼルスのローテーションはシーズン序盤に悲惨だったが、今は安定した基盤があるように見える。大きな補強が1人といくつか小さな補強を必要としている」。

そして投手・大谷翔平も来季の巻き返しに欠かせないと伝えた。「26歳のオオタニは怪我をし、今季3イニングも投げられなかったが、そのうちの1イニングでは圧倒的だった。96マイルの直球と沈むスプリットを投げた。能力はあり、以前にメジャーでもそれを見せていた。エンゼルスとオオタニはまだ諦めていない。通常のスプリングトレーニングを経て、オオタニが投球で能力を発揮することが望まれる」と期待した。

だが、投手・大谷が来季復活できるかは未知数と見ているようだ。「十分なバックアッププランを準備しておかなければならない」とした上で、先発陣の補強を求めた。

「理想的には、ローテーションのトップの投手を獲得すること。それは言うほど簡単ではない。トレバー・バウアー(レッズ)が今冬のFA市場で最高の投手であり、それ以外は年齢、怪我、最近の不振など、程度は違えど疑問が残る投手たちとなる。ローテーションのトップの投手をトレードで獲得するのは、そうした(代替)候補がいないため、さらに難しい。いたとしても高額。バンディの時のように、何かしら強みのあるローテーション中盤の投手を獲得する方が現実的だ」

主砲・トラウトが毎年のようにMVP級の活躍を見せながら終戦。米メディアではエプラーGMが今季限りで解任される可能性も伝えられているが、来季の巻き返しには投手陣の整備は不可欠といえるだろう。(Full-Count編集部)

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