メッツ・デグロム10奪三振も5回3失点 防御率2.38で今季終了

【メッツ3-4ナショナルズ】(ダブルヘッダー第1試合・7イニング制)@ナショナルズ・パーク

メッツは3年連続サイ・ヤング賞を目指すジェイコブ・デグロムが先発したナショナルズとのダブルヘッダー第1試合に3対4で敗れ、ポストシーズン進出の可能性が完全に消滅した。ナショナルズ先発のマックス・シャーザーが今季5勝目(4敗)、2番手のウィル・ハリスが今季初セーブをマーク。メッツ2番手のミゲル・カストロは今季2敗目(2勝)を喫した。

デグロムは5イニングを無失点に抑えれば防御率が1点台になる計算だったが、アンドリュー・スティーブンソンに2本塁打を浴びるなど5回3失点で降板。速球は最速102マイル(約164キロ)を計測し、10個の三振を奪ったが、「今日の結果には失望している。チームが必要としていたことを成し遂げられなかった」と自身の投球には全く納得していなかった。

奪三振部門ではトレバー・バウアー(レッズ)を抜いてリーグトップに浮上したものの、防御率2.38はリーグ5位に過ぎず、投球イニング数もリーグ12位どまり。より多くのイニングを投げてより優秀な防御率を残しているバウアーやダルビッシュ有(カブス)に票が集まる可能性が高く、3年連続のサイ・ヤング賞は絶望的となった。

ナショナルズは3対3の同点で迎えた6回裏に一死一・三塁のチャンスを作り、ジョシュ・ハリソンのライトゴロの間に三塁走者のブロック・ホルトが生還して勝ち越しに成功。この1点が決勝点となった。

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