黒川温泉「穴湯」復活を ネットで寄付募る 豪雨で建屋流出

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7月の豪雨で建屋が流失した共同浴場「穴湯」を見つめる松崎郁洋会長=南小国町

 7月の豪雨で流失した、熊本県南小国町の黒川温泉街にある共同浴場「穴湯」の復活に向けて、管理する地元の黒川温泉自治会がクラウドファンディング(CF)で寄付を呼び掛けている。

 穴湯は、田ノ原川沿いにある広さ約30平方メートルの混浴。湯船は一つで、一度に約20人が入浴でき、木造平屋の建屋があった。同自治会によると、開設時期は不明。100円で入浴でき、地元住民を中心に年間約4千人が利用していた。

 7月の大雨で田ノ原川が増水し、建屋が流失。泉源の配管には泥が入った。自治会で再建に向けて協議してきたが、資金不足により11日にCFを始めた。

 目標額は500万円で、来年2月まで募る。千円~10万円の寄付額に応じて、穴湯の永久入浴権付き手形や黒川温泉の旅館宿泊券などを返礼品とする。

 9月20日現在、約70万円が寄付され、同自治会の松崎郁洋会長(67)は「地域のシンボル的存在で、何としても復活させたい」と話している。CFに関するサイトは、https://www.glocal-cf.com/project/anayu(木村馨一)