歩道の謎マークは何? 宣伝目的の落書きと判明

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水道町交差点付近に描かれた謎のマーク=25日、熊本市中央区

 「歩道に謎のマークがある。これって何ですか」-。熊本日日新聞の「SNSこちら編集局」に、熊本市の男性会社員(62)から投稿があった。謎のマークは、いずれも同市中央区の県道(通称電車通り)沿いにある熊本商高、九州学院中・高の校門前にあるという。

 両校に向かうと、謎のマークはどちらも門の近くに2カ所あった。筆記体のアルファベットに星をあしらったような形。形をくりぬいた厚紙のようなものの上から、塗料のスプレーを吹き付けたとみられる。

 「通勤時に気になっていました。夏の初めごろからあると思う」と投稿者の男性。「実はこのマークを使う店があるようです」とも教えてくれたので、インターネットで調べると、形がそっくりなロゴマークを使っている店が見つかった。

 ホームページ上にある同市の所在地を訪ねたものの店は見つからず、連絡先に電話すると代表の男性(33)が出た。話を聞くと、謎のマークを描いたのはこの男性で、宣伝目的だった。店は装飾品などを扱っており、「半年くらい前から、多くの人にロゴを覚えてもらいたくて描いた」という。男性は「もうしない。反省している」と話した。

 何カ所に描いたのか、男性は覚えていなかった。さらに市内を回ると、謎のマークは同市中央区の大型商業施設「サクラマチ クマモト」付近や水道町交差点付近でも見つかった。一方、25日夜には、いくつかのマークに手が加えられ、見えなくなっていた。

 県警や市によると、道路上への落書きは道路法で禁止されている。除去には一般的に税金が使われるが、熊本商高前などの道路を管理する熊本市中央・西区土木センターは「行為者が判明した場合、除去を求めていく」としている。(中島忠道、田中慎太郎)