女子のひとり部屋をおしゃれに彩るインテリアコーディネートの基本

女子のひとり部屋をおしゃれにコーディネートするために、知っておきたい5つの基本を紹介します。家具の選び方や、狭い部屋を快適な空間に仕上げるコツを押さえ、理想の女子部屋づくりに生かしてください。

女性人気の高いインテリアテイストも紹介します。コーディネートに迷ったら選択肢に加えてみてください。毎日楽しく暮らせて、友達を招待したくなる、そんな自分だけのお気に入りの部屋を完成させましょう。

おしゃれな女子部屋のコーディネート5つの基本

初めてインテリアコーディネートをする方や、ワンランク上のおしゃれを目指したい方は、以下の5つのルールを守りましょう。どんなインテリアテイストの部屋でも、おしゃれに見せるために基本的にやるべきことは同じです。まずは、おしゃれな女子部屋のコーディネートの基本となる、5つのポイントを紹介します。

1:白を基調に、3色まででまとめるのがポイント

おしゃれな女子部屋を作るとき、ベースとなるカラーやアクセントとなるカラーは、全部で3色までに絞り込んでください。インテリアコーディネートでは、一見するとカラフルに見える部屋でも、実は使う色がきちんと選び抜かれています。

3色よりも多くの色を使うと、統一感が失われて散らかった印象になることも。基本的には、清潔感のあるホワイトを基調に、3色まででまとめるよう意識しましょう。このとき、アクセントとなる3色は相性のいい色同士を選ぶのが大切です。相性のいい色合いは、似ている色やトーンを組み合わせるか、反対の色同士を組み合わせると見つけられます。

暖色同士を組み合わせるとあたたかみのある印象に、寒色同士を組み合わせると涼しげな印象になります。淡いペールトーンで統一すると全体的に柔らかさが出て、暗いダークトーンでは引き締まります。そのほかに、あえて反対色同士を組み合わせて、メリハリを出すのもひとつの手です。

2:ベッドカバーやカーテンの素材感で印象が決まる

おしゃれな女子部屋を作るなら、色合いに加えてインテリアの素材感も大切にしましょう。インテリアコーディネートでは、一つひとつのアイテムの素材感が部屋全体の印象を決めるといっても過言ではありません。

とくに、ベッドカバーやカーテンをはじめとした面積の広いファブリックは、インテリアのなかでも人目につきやすい部分です。ラグやクッションにはアクセントとしての役割があります。これらのファブリックは、とくに素材感にこだわって選ぶようおすすめします。

なかには、素材感を重視したインテリアテイストもあります。北欧スタイルやナチュラルスタイルでは、ファブリックをコットンやリネンなどの天然素材で揃えるのが基本です。天然素材の繊維は、優しい風合いや自然に馴染む色味が特徴で、リラックスできる空間づくりに役立ちます。肌馴染みがいいため、肌に触れるインテリアの素材にも適しています。素材の質感も意識してアイテムを取り揃えましょう。

3:家具のテイストは揃えて

家具のテイストを揃えるのは、インテリアコーディネートの基本です。おしゃれな女子部屋に仕上げるために、まずは好みのインテリアテイストを見つけて、同じテイストの家具を集めることから始めましょう。

そもそも、インテリアコーディネートにはたくさんのスタイルがあります。それぞれのスタイルは雰囲気が大きく異なり、家具や小物の色や素材感にも違いがあります。近年、人気があるのは「北欧スタイル」や「ナチュラルスタイル」など。「シャビーシックスタイル」や「ホワイトインテリア」は、女性を中心として人気があります。

テイストを揃えるうえで重要なのは、大型の家具です。以下の家具は必ずインテリアテイストに合わせて選び、統一感を出しましょう。

・ソファ
・デスク
・テーブル
・椅子
・チェスト
・テレビ台
・収納

これらの家具を同じインテリアテイストで揃えることで、部屋全体の方向性が定まります。理想の女子部屋にぴったりなスタイルを見つけて、全体のバランスを考えたうえで家具を用意してください。

4:片付けしやすいように収納にはこだわって

おしゃれな女子部屋の条件は、余計な物がなく、いつもすっきりと片付いていることです。ところが、生活しているうちに物が増えて、散らかってしまう悩みを持つ方も多いはず。仕事で忙しい日々を送っていると、掃除をするタイミングも限られてきます。簡単に部屋の片付けができるよう、収納スペースを用意しておきましょう。

クローゼットや納戸などの収納スペースが足りないときは、収納家具を増やす方法もあります。インテリアテイストに合うおしゃれな収納家具を使って、部屋にある物をきれいに片付ける習慣をつけるようおすすめします。このとき、収納家具の容量が十分であるか確認してください。おしゃれな収納家具で、いつもすっきりと片付いた空間を作りましょう。

5:小物を効かせて雰囲気をつくる

インテリアコーディネートでは、好みのスタイルに合わせた大型家具のほかに、小物を活用すると雰囲気をつくりやすくなります。ランプやミラーなどの生活に必要なアイテムや、香水や置物などの雑貨にこだわると、部屋の細部まで理想のインテリアテイストを作り込めます。その際は、色合いや質感を意識して小物を集めるのがポイントです。

大型家具のカラーと同じ色合いの小物を選ぶと、部屋全体に統一感をもたせられます。一方で、小物を差し色として使う方法もあります。インテリアコーディネートにアクセントが欲しいとき、あえて大型家具のカラーとは異なる色合いの小物を取り入れてみてください。小物使いでセンスあふれるコーディネートを実現しましょう。

狭い部屋のレイアウト5つのコツ

ひとり暮らしでは、6畳1Kやワンルームなどの賃貸住宅を選ぶことがよくあります。これらのやや狭い物件でも、レイアウトを工夫すればおしゃれな女子部屋を作れます。以下の5つのコツを意識して、狭い部屋でも快適に過ごせるインテリアコーディネートを実現しましょう。

1:家具のサイズはコンパクトなものを選ぶ

女子のひとり部屋には、コンパクトサイズの家具を選びましょう。小さめの家具を選ぶと、限られた生活スペースを有効活用しやすくなります。その反対に、大きな家具はひとり暮らしには余分なことが多く、貴重な生活スペースを圧迫してしまうことも。必要最低限の家具を揃えて、できるだけ空間に余裕を残すよう工夫しましょう。

市販の家具のなかには、ひとつでふたつの機能を兼ね備えるものもあります。デスクと収納の機能を兼ね備えたシステムデスクや、ソファとベッドの機能を兼ね備えたソファベッドなどです。ほかにも、折りたたみできるタイプの家具もあります。生活空間を確保するため、こういった省スペースにつながるアイテムを活用してはいかがでしょうか。

2:高さの低い家具なら空間ができて広く見える効果がある

背の低い家具は、狭い部屋を広く見せる効果があることから、近年「ローインテリア」と呼ばれて人気があります。家具の高さをおさえると、視線が低くなることで天井までの空間に広がりが生まれ、結果として開放感がもたらされます。ワンルームや狭い部屋の圧迫感が気になるときは、ローインテリアを活用して広々とした空間を演出しましょう。

ローインテリアには、人を落ち着いた気持ちにさせる効果も期待できます。北欧スタイルやナチュラルスタイルなど、リラックスできる部屋づくりと相性のいい家具です。空間に余白ができてすっきりとして見えるため、シンプルなホワイトインテリアにもおすすめできます。ローインテリアを上手に使っておしゃれな女子部屋を作りましょう。

3:ベッドの配置から決める

狭い部屋に家具を配置する場合、まずはベッドの位置から決めましょう。インテリアのレイアウトでは、大きな家具から順番に設置場所を決めるのが基本です。その際、ベッドは部屋の長辺に配置する方法と、短辺に配置する方法のふたつのパターンがあります。部屋の形状やベッドの周辺環境に合わせて最適なレイアウトを選んでください。

長辺に配置する方法では、ベッドの一方が壁に接して、前後にゆとりが生まれます。縦長の形状の部屋に向いているレイアウトですが、ドアや窓の位置によっては、ベッドが導線の邪魔をしないよう配慮しましょう。

短辺に配置する方法では、ベッドの一方の辺と前後が壁に接します。部屋にまとまったスペースを確保しやすいレイアウトです。ただし、ベッドの周辺にはゆとりがなくなります。毎日就寝するベッドは、安心して眠れてかつ問題なく導線を確保できるよう設置してください。

4:クローゼット内の収納を工夫する

チェストやボックスを使ってクローゼット内に収納スペースを増やす

もともと部屋にクローゼットが付いていても、場合によっては収納スペースが足りないことがあります。基本的に、ひとり暮らし向けの部屋は収納スペースが小さめです。服やバッグなど収納する物が多い女子部屋では、クローゼットの使い方を工夫して収納力をアップさせましょう。物をすっきりと片付けると、おしゃれな空間をキープしやすくなります。

クローゼットのなかに市販の衣装ケースを入れて、収納スペースを増やすのは、基本のテクニックです。とくに、ハンガーラックにかけた服の下はデッドスペースになりがち。空いたスペースを収納に使うため、ボックスやチェストを設置しましょう。ハンガーラックのないクローゼットは、突っ張り棒を使って収納スペースを増やす方法もあります。

5:隙間収納を活用する

部屋に家具や家電を置いたとき、どこかに中途半端な隙間ができていませんか?ひとり暮らしの女子部屋は、小さめの家具や家電を選ぶからこそ、余分なスペースができることも。そんな隙間は、隙間収納用のグッズを使って収納スペースとして活用しましょう。

市販の隙間収納用のグッズを使うと、ちょっとした場所にラックやケースなどを置けるようになります。隙間収納は、調味料や洗剤のほか、あらゆる日用品をしまえるのが魅力です。見えない部分を賢く活用することで、おしゃれで便利な生活空間を作りましょう。

女子におすすめなインテリアテイスト

最後に、ひとり暮らしの女子部屋におすすめしたいインテリアテイストを紹介します。大人女子から人気が高い、海外のセンスを取り入れたスタイルも多数。気になるテイストを組み合わせるのもひとつの手です。好みのタイプを真似して、自分だけの部屋を作ってみてください。

大人かわいいテイスト

まずは大人女子にぴったりな、シンプルでかわいいテイストを紹介します。

北欧テイスト

北欧風インテリアは、天然素材とやわらかい差し色でリラックスした空間をつくれる

北欧諸国のインテリアのエッセンスを取り入れたスタイル。リラックスできる空間、天然素材で作られた家具、やわらかい差し色などの特徴があります。近年では、色味を抑えたモダンな北欧テイストも人気です。レースをはじめとしたガーリーなアイテムともよく似合います。

ナチュラルテイスト

haru_natural_roomさんのインスタグラムより

天然素材をふんだんに取り入れ、落ち着きのある雰囲気が魅力のナチュラルテイスト。木材でできた家具は、自然派なスタイルを作るのに欠かせません。観葉植物とも相性のいいテイストで、多くの方が生活空間のなかへ上手に取り入れています。

アジアンテイスト

yukiko.khさんのインスタグラムより

アジアのリゾートをイメージした、エキゾチックなインテリアテイスト。ラタン・バンブー・ウォーターヒヤシンスをはじめとした、アジア諸国で伝統的に使われてきた天然素材を多用します。優雅な雰囲気が漂う個性的な女子部屋を作りたい方におすすめです。

甘辛テイスト

interior__krさんのインスタグラムより

一見すると正反対に見える、スイートなテイストとハードなテイストをミックスさせるテクニック。ふたつのものを織り交ぜる加減にセンスが問われる、上級者向けのテイストです。たくさんの実例をチェックしながら、上手な甘辛ミックスの加減を掴んでいきましょう。

甘めなガーリーテイスト

次に、ピンクを差し色にした、甘めなガーリーテイストを紹介します。

シャビーシック

atelier_jardin_de_floreさんのインスタグラムより

古めかしいアンティーク風のインテリアを生かして、シックでガーリーな雰囲気を醸し出すのがシャビーシックの特徴です。壁紙や床を白で統一した清楚な空間に、アンティークやヴィンテージの家具を取り入れて。女性人気の高いインテリアテイストのひとつ。

アンティーク調

ベッドなどの大物家具をアンティーク調にすれば、部屋全体の雰囲気が変わる

アンティークやヴィンテージの家具を集めて、まるで時が止まったかのようにレトロで、落ち着きのある空間を作ります。ほとんどの家具は一点物で、お気に入りの家具を一つひとつ揃える楽しみがあります。

ベッドやソファなどの大物家具にこだわれば、部屋にアンティークな印象をあたえます。照明はシャンデリア風のものを選ぶのがおすすめ。洋風・和風の選択肢があるため、好みのテイストを選びましょう。

ホワイトインテリア

___09310403さんのインスタグラムより

ホワイトインテリアは、空間全体を白系で統一するインテリアテイスト。壁や床はもちろん、家具も白を基調として選びます。清潔感のある洗練された印象から、女子部屋のテイストとしても人気があります。部屋を広く見せる効果があるのも魅力です。お好きな家具や雑貨などを選んで、インテリアに取り入れましょう。

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