教諭が最高賞、交通安全ポスターでバスをラッピング 万世中・藤後さんの作品

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内閣総理大臣賞を受賞したポスターなどがラッピングされた市営バス=鹿児島市東千石町

 南さつま市の万世中学校美術教諭の藤後智明さん(39)が描いたポスターが、2020年度の交通安全ポスターデザイン(全日本交通安全協会など主催)一般部門で最高賞の内閣総理大臣賞に輝き、鹿児島市交通局の路線バス3台にラッピングされた。バスは路線を変えて毎日運行し、事故防止を訴えている。

 ポスターは、同協会の本年度年間スローガン「夕暮れの 一番星は 反射材」をテーマにした。夕焼けの街並みをバックに、反射材をつけたランドセルを背負う姿の児童を生き生きと描いた。「小学生の娘が反射材をつけて学校に通う姿を思い浮かべた」と藤後さん。「バスにラッピングされるとはびっくり。評価されてうれしい」と喜ぶ。

 藤後さんの受賞を受け、鹿児島県交通安全協会の鹿児島中央、西、南の3地区協会は、作品を使ったラッピングバスの運行を企画。新型コロナウイルスの影響で、例年行ってきたチラシ配りなど街頭活動ができなくなったことが背景にある。

 乗降口などにラッピングを施したバスは、交通局北営業所と新栄営業所を起点とする三つの路線で11日から毎日運行している。鹿児島中央地区協会の中村博之会長(59)は「一人でも多くの人がバスを目にすることで、交通事故の減少に貢献できれば」と期待を込めた。