地元の旅館で修学旅行 「おもてなし」を学ぶ みなかみ町

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 新型コロナウイルス感染症の影響で小学校が修学旅行を中止や行き先変更する中、群馬県みなかみ町の小学校2校が宿泊先を町内の旅館に変更することを決めた。同町は県内有数の温泉地を抱えるが、新型コロナにより打撃を受けている。子どもたちが地元に宿泊することで観光業を応援し、地域の魅力を再発見する機会にしたい考えだ。

 新治小が10月1日から猿ケ京温泉、水上小が同21日から谷川温泉にいずれも1泊2日の日程で宿泊する。浴衣の着方や入浴のマナーなどを学びつつ、地元の食材を使った料理を食べ、温泉旅館に受け継がれてきた「おもてなし」について理解を深める。町内の観光地を巡ったり、ハイキングやカヌーなどアウトドアも体験したりする。

 町内の小学校6校は毎年9~10月、神奈川県などを修学旅行先にしていたが、今年は各校が行き先を変更。新治小と水上小は保護者らと相談するなどして旅館での宿泊を決めた。

 児童を受け入れる猿ケ京ホテルの持谷明宏社長は「地元の旅館に泊まる機会は少なく、とてもいい取り組み」と歓迎。2校は「観光業を活気づけ、子どもたちは地元の良さに触れながら、仲間との絆を強めてほしい」とする。