〝復興の大動脈〟で開通前イベント 熊本地震で寸断の国道57号北側復旧ルート

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国道57号北側復旧ルートの開通前に開かれたウオーキングイベントを楽しむ子どもたち=阿蘇市
国道57号北側復旧ルートの開通記念イベントでウオーキングを楽しむ参加者=大津町

 熊本地震により寸断された国道57号の代替路として阿蘇市-大津町間に建設された北側復旧ルート(10月3日開通予定)で27日、徒歩と自転車で通行する開通記念イベントがあり、参加者が“復興の大動脈”を一足早く満喫した。

 午前は、阿蘇リバイバル・キャンペーン実行委員会が「二重[ふたえの]峠トンネルウオーキング」を開催。同市在住の534人が参加し、トンネル内を折り返す4キロを思い思いに歩いた。

 家族4人で参加した同市内牧の自営業佐藤太裕さん(34)は「開通後は、遠回りの迂回[うかい]路を通らずに買い物や病院に行ける。阿蘇にたくさん人が来てくれるはず」と喜んだ。

 午後は、阿蘇サイクルツーリズム学校コギダス協議会が、サイクリングイベントを実施。九州全域から集まった550人が、阿蘇の美しい山々を眺めながら40キロをさっそうと走り抜けた。

 北九州市から自転車仲間と参加した会社員の原英明さん(52)は「阿蘇はサイクリングで度々訪れている。復興が進んでうれしい。また来ます」と笑顔だった。

 一方、大津町などでつくる実行委員会もウオーキングイベントを開催。町民約130人が、二重峠トンネルの大津側の坑口をスタートし、熊本市方面へ約6キロを歩いた。

 新型コロナウイルス対策で参加者は、時間をずらして出発。同トンネルをバックに記念写真を撮ったり、風景を眺めたりしていた。夫婦で参加した今村昭彦さん(68)は「復興を実感した。開通後、周辺のにぎわいを期待したい」と話した。(東誉晃、丁将広)