マリナーズは最終戦を白星で飾れず 平野3失点で今季初黒星

【マリナーズ2-6アスレチックス】@オークランド・コロシアム

マリナーズは2対2の同点で迎えた7回裏に3番手の平野佳寿が3点を失い、アスレチックスに2対6で敗れた。終盤までポストシーズン進出の可能性を残したものの、最終的には27勝33敗、アメリカン・リーグ西部地区3位で2020年シーズンを終了。一方のアスレチックスは第2シードでのポストシーズン進出が確定し、ワイルドカード・シリーズでは第7シードのホワイトソックスと対戦する。

マリナーズ先発のマルコ・ゴンザレスはシェーン・ビーバー(インディアンス)と並んで最多勝のタイトルを手にするチャンスがあったが、1点リードの5回裏にチャド・ピンダーのタイムリーで同点に追い付かれ、5回6安打2失点で降板。今季8勝目をマークすることはできなかった。

アスレチックス先発のフランキー・モンタスは直近6先発で防御率10.88と不振を極めていたが、マリナーズ打線を相手に奪三振ショーを展開。1回表にタイ・フランス、2回表にJ・P・クロフォードにタイムリーを浴びて2点を失ったものの、6回113球を投げて被安打4、奪三振13、与四球2、失点2(自責点0)という好投を披露した。

試合は2対2の同点で迎えた7回裏にジェイク・ラムが平野から3号ソロを放ち、アスレチックスが勝ち越しに成功。さらに一死満塁とチャンスを広げ、マーク・キャナのタイムリー二塁打で2点を追加した。アスレチックスは8回裏にもキャナの押し出し四球で1点を追加。リリーフ陣が終盤3イニングを無失点に抑え、6対2でマリナーズを破った。

アスレチックス2番手のユスメイロ・ペティートが今季2勝目(1敗)をマーク。平野は27球を投げて一死しか取れず、被安打3(うち被本塁打1)、奪三振1、与四球2、失点3という投球内容で今季初黒星(0勝・防御率5.84)を喫した。

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