カージナルスとブリュワーズのポストシーズン進出が決定

【ブリュワーズ2-5カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは5対2でブリュワーズを破り、2年連続のポストシーズン進出を決めた。第5シードでのポストシーズン進出となり、ワイルドカード・シリーズでは第4シードのパドレスと対戦する。一方、敗れたブリュワーズはジャイアンツとフィリーズがともに敗れたため、第8シードでのポストシーズン進出が決定。ワイルドカード・シリーズの対戦相手はメジャー最高勝率のドジャースとなった。

異例の60試合制で開催された2020年のレギュラーシーズンだったが、そのなかでもカージナルスは極めて変則的な日程での戦いを強いられた。開幕からの5試合を消化後、チーム内で新型コロナウイルスのクラスターが発生したことにより17日間にわたってシーズンが中断。その後の44日間で11度のダブルヘッダーを含む53試合を消化し、超過密日程を乗り越えてポストシーズンにたどり着いた。

ジョン・モゼリアック野球部門社長は試合前、「ダブルヘッダーや相次ぐスケジュールの変更など、本当に大変な状況が続いてきた」と今季の戦いを回顧。「このような状況のなか、文句を言う者は一人もおらず、監督とコーチがチームをまとめ、戦い続けてくれた。私はそれを本当に誇りに思う。6週間前の状況を考えれば、ポストシーズンに進出するチャンスがあるのは幸運だと思う」とチームの戦いぶりを称えた。

カージナルスは3回裏に3本のタイムリーに相手のミスが絡んで4点を先制。4回表に1点を返されたが、直後の4回裏にハリソン・ベイダーの4号ソロで突き放した。9回表二死一・二塁からジェイコブ・ノッティングハムのタイムリーで1点を返されたものの、5対2で逃げ切り。カージナルス2番手のジオバニー・ガイエゴスが今季2勝目(2敗)、4番手のアレックス・レイエスが今季初セーブをマークし、ブリュワーズ先発のブレット・アンダーソンは今季4敗目(4勝)を喫した。

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