出汁は命!“ミシュランガイド奈良”にも掲載された名店のこだわり料理が食べたい♡

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は9月24日(木)に放送された内容です

 今回は、奈良市富雄元町にある「和あすか」さんをご紹介します。

近鉄富雄駅から歩いておよそ5分。“ミシュランガイド奈良”にも掲載されたことがあるこちらのお店は、四季折々の素材を使った本格的な和食をコース形式で楽しむことが出来ます。

“季節の食”をコースで贅沢に!

一品目は、先付の「翡翠なすと蒸しあわび肝ソース」です。

こちらは、秋茄子と長時間蒸したあわびを、ソースに絡めていただくお店自慢の逸品です。長時間蒸したモチモチ食感のあわびは、昆布の香りの濃厚ソースと相性が抜群で、あわびの旨味がギュッと感じられるんだそう!

二品目は、旬の食材が満載の八寸です。内容は「ほうれん草 舞茸 蓮根 菊花和え」、「芋たこなんきん」、「鯖の市松寿司」、「翡翠銀杏」、「だだちゃ豆の塩ゆで」などで季節によって変わります。

ちなみに、9月は「重陽の節供」ということで菊を飾りつけたり、菊の花を和えたお料理などが出されています。

こちらは、菊花南京、六方小芋、蛸のうま煮が入った「芋たこなんきん」です。「菊花南京」は、ほんのり柚子風味で、優しい出汁の味が口いっぱいに広がります。「蛸のうま煮」は真蛸の子を炊いたもので、独特の食感と旨味が特徴なんだそう!

こちらの「ハ寸」には、旬のモノの他に“走り”と言われる旬から少し早い段階の素材や、“名残”と言われる旬を過ぎ、味わいを増した素材なども入っており“四季折々の食”を楽しむことが出来ます。

出汁は命!

三品目は、和食の基本でもある“出汁の旨味”が味わえる「煮物椀」です。

三日月豆腐、金目鯛の葛打ち、松茸、菊花のすり流しが贅沢に入っているこちらの「煮物椀」。お出汁には、昆布の一番出汁が使われており、身も心も温まります。

店主の坂本さん曰く「出汁は味の命・お店の顔」であるため、毎朝丹念に仕込んでいるんだそう!

手間暇かけて丁寧に仕上げたこだわりの出汁を使った本格和食が楽しめる「和あすか」さんのうまいもん、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

改めてお店の場所ですが「和あすか」は近鉄奈良線富雄駅から歩いて5分。富雄川を渡ったところにある、駐車場の裏側にお店があります。

お店では現在、お昼と夜のコースのみとなっており、事前予約が必要になっていますので、お気をつけください。

※この記事は取材当時の情報です。

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