広末涼子、伊藤英明主演「トッカイ」でチームの紅一点に

伊藤英明主演で来年1月スタートのWOWOWプライム「連続ドラマW トッカイ ~不良債権特別回収部~」に広末涼子、萩原聖人、矢島健一、橋爪功が出演する。

バブル経済崩壊後の1996年、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権取り立てを目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構」が設立された。中でも悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称・トッカイ)の奮闘は想像を絶するものであった。そんな彼らの苦闘を描いた清武英利氏によるノンフィクションが原作。

銀行から国策会社「住宅金融債権管理機構(のちの整理回収機構)」へと出向となり、熱い理想と怒りを持って通称「トッカイ(不良債権特別回収部)」の指揮を執る主人公・柴崎朗を伊藤が演じる本作で、広末らはトッカイの精鋭に扮(ふん)する。

旧住専出身でチームの紅一点であり、女性が働きにくい時代に仕事に情熱を注ぐ多村玲を広末、大手銀行マンとしてのプライドの高さゆえに柴崎たちと対立する塚野智彦を萩原、穏やかな性格からチーム内の銀行出向組と旧住専組との間で潤滑油的存在でもある岩永寿志を矢島健一、社会的弱者のために常に権力と闘ってきた日本弁護士連合会元会長で住宅金融債権管理機構社長の東坊平蔵を橋爪が演じる。

広末は「時代背景や普段使い慣れない言葉の羅列に正直始めは戸惑いましたが、戦う男たちの情熱に引き込まれ、気付けば物語に没頭していました。激動の時代の男社会で、共に戦う女性像を強く凛々しく美しく! 演じられるよう頑張ります」と意気込み。

萩原は「何が正しく何を信じていいか分からない混沌とした世の中で、時代の変わり目になるであろう今だからこそ、ご覧いただいた方に何か残る作品になると確信しています」と期待している。

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