松阪の沿岸部で防災訓練 

過去に地域全体が浸水し9人死亡

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三重県松阪市の沿岸部に近い鵲地区では27日、大地震に伴う津波の発生を想定した防災訓練が行われました。

1953年9月25日にこの地区を襲った台風13号によって、五主海岸や雲出川の堤防が決壊し地域全体が浸水しました。住民9人が犠牲となったことから、2度とこの地域から犠牲者を出すまいと9月25日を「鵲防災の日」と定め、毎年この時期に防災訓練を行っています。

住民ら約100人が参加し、大きな地震が発生し津波が来ると想定して、地域内の6つの地区ごとに集会所に集まった後、それぞれに内陸部の避難所近くまで徒歩で避難しました。地区内の小学校ではコロナ禍での避難を考慮し、手や指の消毒や検温なども行われました。

また、三重大学大学院の川口淳准教授の防災講話も開かれました。川口准教授は「日本は世界で発生する地震の2割が起こる災害大国」と話し、「過去と同じような災害なら技術の力で守られることが多くなったが、慣れると鈍感になってしまう」と訴えました。