「信頼される看護師に」 九州文化学園高 戴帽式 衛生看護科53人が決意

代表生として実習への決意を述べる川崎さん=佐世保市、九州文化学園高

 佐世保市椎木町の九州文化学園高(横田正俊校長、749人)で24日、戴帽式があり、衛生看護科2年の男女生徒53人が現場実習への決意を新たにした。
 新型コロナの影響で、生徒へのナースキャップ授与は式典前に教室で行った。式には在校生や保護者ら約200人が出席。横田校長は「多くの人々が皆さんを応援していることを忘れず頑張ってほしい」と激励し、代表生の川崎祐乃さん(17)が「自ら考え行動に移し、患者さんに信頼されるよう成長していきたい」と決意を述べた。
 式典後、小倉緋奈子さん(16)は「新型コロナの感染拡大で実習が実施されるのか不安を感じる時期もあった。患者さんのために何ができるか。苦境に立った時はその気持ちに立ち返りたい」と表情を引き締めながら話した。
 生徒たちは10月から約1年間、病院や福祉施設などで実習に取り組む。

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