ジャルジャルが日本一!「キングオブコント」13回目の挑戦にして悲願達成

ジャルジャルが、9月26日に行われたTBS系の「キングオブコント2020」で優勝し、優勝賞金1000万円を獲得! 生放送の終了直後に行われた記者会見に出席した。

「キングオブコント2020」はプロ・アマ問わず全国の挑戦者たちが、“コント”で熱いガチンコバトルを繰り広げ、“真のコント日本一”を決める夢のお笑いイベント。優勝したジャルジャル(後藤淳平、福徳秀介)は、2003年に結成。08年の初回から番組に挑戦し、13回目の挑戦にして、悲願の日本一を手に入れた。

13回目の挑戦にしての優勝に福徳は「若手が輝くべき大会にしつこく出続けていいのかなと思いつつ、どうしてもチャンピオンになりたかった。今年優勝できなかったらどうすんねん!というプレッシャーがありました。諦めずにしつこく挑み続けてよかったです」と感想を語り、後藤は「決勝にすらいけないこともあって、12回悔しい思いをしてきて、優勝したら悔しい思いが吹っ飛びました。これが優勝か、チャンピオンかと実感しましたね。(決勝前には『いいかげん、優勝しろよ!』と自身にはっぱをかけていたが)その思いが届いたと思います!」と胸を張った。

そして、優勝決定後には涙した福徳だが「優勝したことが信じられなかったんですが、徐々に実感が湧いてきて…。でも自分でも泣いているとは思わなかったです。呼吸は苦しい気がしましたけど。でも浜田(雅功)さんにドつかれたことは覚えています(笑)」と振り返り、後藤は「M-1の時には悔し涙を流していましたが、今回は、うれし涙を流している福徳を見るのは絶景でした。高校の頃からラグビーで一緒でしたが、引退試合でも泣かなかった男なので、その人が泣くのはなかなかだと思いましたね」と相方の泣く様子を“絶景”と例え、コンビ愛を感じさせた。

今の心境を誰に伝えたいか聞かれると、応援してくれた家族や支えてくれたスタッフ、ネタにアドバイスをもらったNSC時代の先生の名前を挙げた福徳。すると後藤から、「奥さんは? 新婚やろ?」と突っ込まれ、「それは後で言うからいいわ。なんか、『結婚しました』って、1人の女性を愛すことに決めました!って宣言するみたいで恥ずかしい」と照れた様子を見せた。

また、1000万円の使い道については、福徳が「家族全員に人間ドックをプレゼントしたい! 健康でないと幸せでないので」と現実的に語った一方、後藤は「同じ原付(バイク)を何台も買いたいです」とボケるも不発に終わり、「今回は賞金を意識していなかった。優勝してから、『ああそうか1000万円もらえるのか』と思った」そうで、使い道はまだ考えていないと話した。

さらに、次の目標を聞かれると福徳は「たくさんあるんですが、大きな目標は後藤に言ってもらうとして、まずは、全国ツアーをして、ジャルジャルに興味のある人の前でライブをしたいですね。とにかくコントをやり続けていきたい」と語り、それを受けて後藤は「宇宙空間でコントがしたいですね。コレやろ?」と福徳に確認。そして福徳の承認を得て、「無重力空間でコントをやる初めての芸人になるのが目標ですね」と野望を口にした。

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