巨人中島は打率.545、岡本9打点、中日大野雄は完封で7完投目… セ週間ベストナインは?

巨人・中島宏之【写真提供:読売巨人軍】

首位巨人の勢いはとまらずマジック24、リーグ2連覇に向け他を圧倒

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3か月遅れで開幕を迎えた2020年のプロ野球。120試合制で行われるシーズンはいよいよ終盤戦に突入している。セ・リーグは巨人がマジック24と首位を独走し、パ・リーグは首位のソフトバンクとロッテがゲーム差1の接戦を繰り広げている。

9月21日から9月27日までの1週間の選手成績を振り返り、Full-Count独自に週間ベストナインを選出した。今回はセ・リーグ第15週だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
→1 巨人 83試合53勝26敗4分 M24
→2 阪神 84試合41勝39敗4分 12.5
→3 DeNA 86試合41勝40敗5分 0.5
→4 中日 86試合39勝42敗5分 2.0
→5 広島 83試合31勝44敗8分 5.0
→6 ヤクルト 84試合32勝46敗6分 0.5

【第15週セ・リーグ】
1 巨人 5勝1敗
2 中日 4勝2敗
3 DeNA 3勝3敗
3 阪神 3勝3敗
5 ヤクルト 2勝4敗
6 広島 1勝5敗

巨人の独走は変わらず15週でも5勝1敗と大きく勝ち越し。2位の阪神とのゲーム差は12.5と圧倒している。巨人に次いで4勝2敗と勝ち越した中日はAクラス入りを射程圏内とし巻き返しを狙っている。広島は1勝5敗と大きく負け越し最下位ヤクルトとのゲーム差は0.5となっている。

中日・大野雄大【写真:荒川祐史】

中日の大野雄は2安打完封で今季7完投と鉄腕ぶりを発揮

【第15週セ週間ベストナイン】
先発 大野雄大(中日)
救援 高梨雄平(巨人)
捕手 木下拓哉(中日)
一塁 中島宏之(巨人)
二塁 山田哲人(ヤクルト)
三塁 岡本和真(巨人)
遊撃 坂本勇人(巨人)
左翼 アルモンテ(中日)
中堅 近本光司(阪神)
右翼 糸井嘉男(阪神)

首位を独走する巨人ナインの活躍はやはり目立った。ベテランの中島は猛打賞2回、4度のマルチをマークするなど22打数12安打の打率.545、1本塁打4打点と大爆発。規定打席には届かないがシーズン打率も3割に乗せた。三塁ではDeNAの宮崎が25打数11安打の打率.440とヒットを量産したが19打数7安打6四球の打率.368、2本塁打リーグトップの9打点を挙げた岡本を選出した。

バッテリーでは中日の大野雄、木下拓を選出。大野雄は22日のヤクルト戦で2安打11奪三振で完封。シーズン7完投とまさに鉄腕ぶりを発揮している。女房役の木下拓は21打数8安打の打率.381、1本塁打6打点と打撃面でもチームを牽引した。

外野手では阪神の近本が22打数9安打の打率.409をマークすれば、不振だったベテラン糸井も22打数9安打の打率.409と状態を上げてきた。新型コロナウイルスの感染者が出たチームの中で奮闘する活躍だったといえる。リリーフでは巨人の高梨が3試合に登板し3イニングを無失点、1ホールドと安定感ある投球を見せた。(Full-Count編集部)

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