10月1日から受付開始 犯罪被害者やその遺族が対象の「東京都犯罪被害者等見舞金給付制度」

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は都が犯罪被害者等見舞金給付制度を開始することについてや、独自の発想や表現方法で制作された「アール・ブリュット2020特別展」を紹介しました。

◆犯罪被害者・遺族に見舞金

都は、犯罪被害者等見舞金給付制度を開始すると発表しました。

(小池知事会見/18日)
「犯罪被害に遭われた方、また、そのご家族というのは、犯罪によって直接的被害に遭ったうえに、精神的・経済的に過酷な状況に置かれるケースがあります。
今回、開始するのが、見舞金の給付制度になります。
被害者または遺族の方に対し、当面、必要となる経費を迅速に支給するという内容です」

東京都犯罪被害者等見舞金給付制度の対象は、ことし4月1日以降に日本国内で発生した故意の犯罪行為による生命や身体への被害で、都内在住の遺族への見舞金が30万円、重傷を負った都内在住の被害者本人への見舞金が10万円です。

10月1日(木)から、被害者支援都民センター(電話03-5287-3336)で受け付け開始になります。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/09/18/05.html

◆東京都渋谷公園通りギャラリー「アール・ブリュット2020特別展」

渋谷にある東京都渋谷公園通りギャラリーでは、「アール・ブリュット2020特別展」を開催しています。

専門的な美術の教育を受けていない人たちによる、独自の発想や表現方法で制作された「アール・ブリュット」。

その特別展「満天の星に、創造の原石たちも輝く -カワル ガワル ヒロガル セカイ-」をことし2月にアール・ブリュットなどの振興拠点としてグランドオープンした東京都渋谷公園通りギャラリーにて、12月6日まで開催中です。

特別展では、国内のアール・ブリュット作家16名と海外の作家2名の合わせて18名による、独創性にあふれる作品をご紹介いたします。

渡邊義紘さんの作品は、思いもよらない素材でできていて、実は「クヌギ」の葉っぱを使い、非常に精巧な動物たちが折られているという、「折り葉」と呼ばれる作品です。例えば、ヘビやゾウ、犬、ネズミなどが見られます。

鵜飼結一朗さんの作品は、遠目に見ると、屏風絵のように非常に豪華な絵ですが、近づいて見ると、アニメのキャラクターや恐竜などがいて、非常に楽しい絵です。

ミスター・イマジネーションさんの作品も、非常に身近な素材でできています。
ボトルキャップが非常に装飾的に使われている、とても独創的な作品です。

また、この展覧会では、民俗学者や写真家、芸術監督など、様々な分野で活躍されている方が「カワル角度案内人」として参加し、人が表現することの本質や表現されたかたちを、それぞれの視点からご案内します。

さらに、女優ののんさんによる音声ガイドを聞きながら作品を鑑賞することもできます。
自らも「創作あーちすと」として活動しているのんさん独自の視点で、それぞれの作品を紹介しています。

詳しくは、東京都渋谷公園通りギャラリーのウェブサイトでご確認ください。

関連リンク
https://inclusion-art.jp/archive/exhibition/2020/20200905-52.html

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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