十五夜なので山形県民の秋の風物詩「芋煮」を手羽先で名古屋めし化!

【日本!ご当地グルメ名古屋めし化計画】

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皆さんこんにちは、こんばんわ。作家兼名古屋めし料理家のSwind(スインド)です。

今日も張り切って名古屋めし化やっていきましょう!

編集長 そういえば十五夜、お月見の日ですね。

そうみたいですね。日に日に秋も深まってきて、すっかり涼しくなってきました。こうなると温かいものが食べたくなってきますよね。

にゃちこ じゃあ、今日はお鍋か何か?

んー、お鍋……とはちょっと違うかな。お月見に合わせて選んだのはコレでした。

(提供 makoto.hさん/写真AC)

編集長 えーっと、これは芋煮でしょうか?

そのとおりです! 山形県民の秋には欠かせない「芋煮」を名古屋めし化したいと思います!

真顔のにゃちこ ……そんなことしたら怒られない??

え? いや、うん、まぁ、いつものテンションでやるだけなんだけど……。

ちらっと聞いたことがあるんですが、芋煮は山形だけじゃなくて東北の広い地域にあるようですね。で、それぞれの地域で肉だったり味付けだったりが違っていて、各地でかなり争いがあるとか。

……まぁ、大丈夫でしょう。万が一の時には、編集長さん、お願いします!(汗

とろとろの手羽先、飽きない味。

ということで、早速料理をスタートしていきましょう! 具材はこんな感じで用意してみました。

にゃちこ やっぱり手羽先なのね。

まぁ、名古屋めし化だしね(悪びれない)。 手羽先は炊くと良い出汁が出ますし、ゼラチン質が豊富なので里芋が煮崩れにくくなります。

編集長 手羽先は分かるのですが、この白い板上のものは?

あ、これは「角麩」です。名古屋周辺で昔から食べられている生麩の一種で、すき焼きや味噌おでんの具として使われることが多いです。今回はこちらをこんにゃくの代わりに使っていきます。

ちなみにネギは長ネギ、油揚げは一般的な油揚げと厚揚げの中間のような「生揚げ」を使いました。どちらも名古屋ではおなじみの食材ですね。

では、食材をそれぞれカット。ネギは斜め切り、角麩はそぎ切り、生揚げは1~2cm幅ぐらいにカットにします。

手羽先はそのまま下焼きに。いい出汁が出るんですよね。

にゃちこ 焼けたら食べていい?

だーめ。表面を軽く焼くだけで中は生なんだから。

続いて下焼きした手羽先を鍋に戻し、水、顆粒だし、里芋を加えて煮ていきます。

で、一煮立ちしたら下味となる調味料も投入。

編集長 醤油にみりんは分かるんですが、唐辛子ににんにくに生姜……?

お肉を手羽先にするだけが名古屋めし化じゃないですよー! 台湾ラーメンの台湾ミンチを参考にピリ辛風味に仕立てていきます。食欲がマシマシになりますよー!

里芋が柔らかくなるまで中火で炊いたら、他の具材も入れてもう一煮立ち。

そして、メインの調味料を入れていきます。

にゃちこ でた! いつものやつ!!

まぁ、これは必要だよね(笑) チューブ入り味噌だれで味のベースをつくり、豆味噌でさらに旨味をプラスです。

あとはこのまま15分から20分ぐらい弱火でコトコト煮ていけば完成。一度冷ましてから煮返すと味がよく染みると思います。 ネギのクタクタが苦手な方は、仕上げ段階で入れてもいいかもしれません。

ということで、出来上がったものがこちら!

編集長 香りがいいですねー。なんとも懐かしい感じです。

ありがとうございます。では早速実食です!!

にゃちこ 手羽先とろとろ!!  めっちゃおいしいーーー!!

ねー! 甘めの味噌味をベースとしつつ、あとから唐辛子の辛味がおいかけてきて食べ飽きない味に仕上がりました。「遠くに台湾風味を感じる味噌煮込みスタイル」な名古屋芋煮といった感じですね。

 いろんな旨味が重なって、ものすごく美味しいです! いやー、これはうみゃー!

ありがとうございます! それでは次回もお楽しみに!

作ってみたレポート&感想はいつものようにTwitterにて募集しています。ハッシュタグ「 #名古屋めし化計画 」をつけての投稿、よろしくお願いします! 

 

■味噌煮込み風手羽先芋煮(台湾風味)

・おいしさ:★★★★☆

・手軽さ:★★★☆

・名古屋っぽさ:★★★☆

・山形の河原でグツグツ煮込まれる度:★★★★★★★★★★

<材料>(3~4人前)

・手羽先 600g程度(10~12本程度)

・里芋(真空パックのもの) 500g程度 ※生、冷凍でも可

・長ネギ 2本分

・角麩 1枚

・生揚げ(手揚げの油揚げ) 2枚

※その他お好みの具材(大根、にんじん、蓮根、こんにゃくなど)を入れても良い

・水 800ml程度(具材にひたひたに浸かるぐらい)

・顆粒だし 大さじ2程度

○醤油 大さじ1

○みりん 大さじ2程度

○輪切り唐辛子 大さじ1程度

○チューブ入りにんにく、生姜 各1~2cm程度(お好みの加減で) 

☆チューブ入り味噌だれ 大さじ4程度

☆豆味噌(赤だしでも可能)

 

<作り方>

1.生の里芋を場合には皮をむいて下ゆでする。

2.長ネギを斜め切りに、角麩はそぎ切りにする。

3.鍋を中火にかけて、手羽先の皮目に少し焦げ目がつく程度までひっくり返しながらさっと焼く。

4.焼いた手羽先を鍋に敷き詰め、里芋、水、顆粒だしを加え、強火にかける。

5. 沸騰したら火を弱めの中火にし、○の調味料を加えてから蓋をして5~10分程度炊く。

6. 里芋が柔らかくなっていることを確認し、他の具材と☆の調味料を加えてから蓋をして弱火にする。

7. 15~20分程度炊いたら出来上がり。一度冷ましてから煮返しても良い。

【筆者プロフィール】

Swind(スインド)

作家兼名古屋めし専門料理研究家。名古屋と名古屋めしを題材とした小説、漫画原作、コラム、レシピ等の執筆活動を行っている。これまでに考案した名古屋めしのレシピは100本以上。最近ではyoutubeにも活動の幅を広げている。

★2020年7月17日には新刊書き下ろし小説「屋上屋台しのぶ亭 ~ 秘密という名のスパイスを添えて~」を刊行。

詳細:https://twitter.com/swind_prv/status/1278948174535651328

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