【MLB】大谷翔平獲得、トラウト契約延長も…地元紙が指摘したエ軍エプラーGMの“功罪”

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エンゼルスはエプラーGMの下、大谷翔平を獲得した【写真:Getty Images】

地元紙「オレンジカウンティレジスター」がエプラーGMの功罪を特集した

エンゼルスは27日(日本時間28日)、ビリー・エプラーGMの退任を発表した。今季チームは26勝34敗の地区4位と低迷。5年連続で負け越し、6年連続でポストシーズン進出を逃していた。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」はエプラーGMの功罪をランキング形式で伝えている。

オレンジカウンティレジスター紙は「ビリー・エプラーがエンゼルスにもたらしたベスト3とワースト3の動き」と見出しを打って報道した。同紙が1位に選んだのはマイク・トラウト外野手との契約延長だった。14、16、19年のリーグMVPに選ばれたトラウトは昨年3月に12年総額4億2650万ドル(約450億円)で契約延長。契約には全球団へのトレード拒否権が含まれている一方、契約を破棄してFAになれる「オプトアウト」の権利はついておらず、事実上の“生涯契約”となった。同紙は「2019年3月にエンゼルスがトラウトと12年契約を結ぶまでは、トラウトの長期契約はフランチャイズ内で意見が揺れる問題だった」としながらも、エプラーGMの“求心力”を高く評価した。

「トラウトはフリーエージェントになるまで2年残っていて、それまでに契約延長を締結していなければ、トレードされなかったとしても契約終了の時点でトラウトは出ていっていただろう。トラウトは契約を結んだ大きな理由の1つとして、エンゼルスを長期に渡って勝てるチームに築き上げるエプラーの能力を信頼しているからだと語っていた」

ベスト2に選ばれたのが大谷翔平の獲得だ。日本ハムからポスティングシステムを利用してメジャー挑戦した17年オフに、日本ハム時代を踏襲する二刀流起用法で猛アピール。大争奪戦が繰り広げられる中で獲得にこぎつけ、エンゼルス入りの一報を受けた時は「思わず転げ落ちた」とエプラーGMは振り返っていた。まさに大仕事だった。同紙はこう綴った。

「メジャーリーグ史上、彼ほどの獲得競争の中心にいた選手はいないかもしれない。ただオオタニが日本から並はずれた才能と潜在能力を持って来ただけではなく、MLBのルール上、ボーナスに上限を課すことができるタイミングで彼が来たため、どのチームも彼を獲得する余地があったからだ。『競争に勝つために単純に他のチームより多くお金を払う』ということは、どのチームもできなかった。オオタニは正しくフィットすると彼が感じたことを基に選ばなければならなかった。そして、誰から聞いてもエプラーがしたセールスが決定要素の1つだった」

ベスト3には就任早々の15年11月に行ったアンドレルトン・シモンズ内野手をブレーブスとの交換トレードで獲得したことを挙げた。リーグ屈指の強力打線を作り上げた一方で、投手陣の整備は進まず、ワースト3にはザック・コザート内野手とマット・ハービー、トレバー・ケーヒルの両投手のFA獲得失敗を挙げている。(Full-Count編集部)