エリクソン、ストックホルムで5G対応の自動運転ミニバスをテスト運行

エリクソンは24日、スウェーデンのストックホルム中心部で、5G対応の自動運転電動ミニバスのテストと開始した。

スウェーデンの通信機器メーカー大手のエリクソンや通信サービスプロバイダーのTelia(テリア)は、5G対応サイトを展開している。2020年初頭にはストックホルム中心部でエリクソンをサプライヤーとした700Mhz帯の初期5Gサービスの提供を開始した。

テストは9月24日から約2週間行う予定。ストックホルム中心部にあるユールゴーデン島の短いルートに沿って運行する。ミニバスは5Gに接続し、管制塔からのコマンドにリアルタイムで応答する。安全のために運転手は乗車して運行する。またソーシャルディスタンスの確保などの新型コロナウイルス対策の規則に従ったうえで、一般市民もこのミニバスに乗車できる。

今回のテストは、5Gや関連技術を用いてより持続可能で効率的な公共交通システムを実現する方法の確立が焦点となっている。2021年には、5Gに対応した電動の無人公共交通サービスを実現するため、テストを継続する方針だ。

なお今回のバスルート開通式には、スウェーデン王室のダニエル王子、市当局、業界の代表者などが出席した。

バスルート開通式

(出典:エリクソン Webサイト、およびテリア Webサイトより)

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