King & Prince・永瀬廉、初の朝ドラ出演に「まさか自分が」。「おかえりモネ」で清原果那の同級生役

King & Princeの永瀬廉が、2021年春にスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00、開始日未定)に出演。清原果那演じるヒロイン・永浦百音の同級生・及川亮役を演じることが分かった。朝ドラ初出演となる永瀬は「まさか自分が朝ドラに出演させていただけるとは思っていなかったので、驚きとともにこの作品の一部になれることがとても光栄です。プレッシャーもありますが自分らしく楽しんで演じていきたいです」と意気込みを語っている。

本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送った、清原果耶演じるヒロインの永浦百音が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた、安達奈緒子氏脚本によるオリジナル作品で、百音の両親役で、内野聖陽、鈴木京香が出演するなど、多彩なキャストが共演することが決定している。

永瀬演じる亮は、高校卒業後、すぐに漁師見習いとして漁船に乗り始める。運動神経抜群かつ気配りのできる性格のため、とにかくモテるのだが、本人は意に介せず飄々(ひょうひょう)と振る舞っている人物。百音とは幼少時から不思議とウマが合い、気心が知れた仲。実は人知れず、父親との関係に悩んでいるという役どころだ。

舞台となる気仙沼にはまだ行ったことがないという永瀬は「本作を通じて気仙沼という地域を見て、触れて、感じて、その土地で起きた出来事にしっかりと寄り添いながら、一瞬一瞬を大切に、キャスト、スタッフの皆さんと撮影期間を過ごしていきたいと思います」と撮影を心待ちにしている。

また、亮の父親・及川新次役には、朝ドラ初出演となる浅野忠信が決定。百音の父・耕治(内野)と親友で、母・亜哉子(鈴木)が産気づいた時には嵐の中を船で本土へ運び、赤ん坊の命を守った。以前は気仙沼で右に出る者はいないと言われたカリスマ的漁師だったが、震災で自分の船を失ってから、立ち直るきっかけをつかめずにいるというキャラクター。

浅野は「清原果耶さん演じるヒロインのモネの若さとエネルギーは本当に魅力的で台本を読むたびに心をつかまれております! 物語の舞台となる気仙沼のドラマにも心を打たれ、僕自身も勇気をいただいております」と物語に感銘を受けている様子で、「素晴らしい共演者とスタッフの方たちとこのドラマに参加できることを誇りに思います。一生懸命やりますので、よろしくお願いいたします!」と張り切っている。

さらに、亮と同じ百音の同級生役として、保育園から百音といつも一緒の一番の幼なじみで、亮に思いを寄せている野村明日美役を恒松祐里、島で1000年続くお寺の息子で、同級生のムードーメーカー・後藤三生役を前田航基、故郷を愛するしっかり者で、地元で働くことを目標としている早坂悠人役を髙田彪我が演じる。

朝ドラのレギュラーキャストになることが目標だったという野村は「(オーディションに)合格したことが本当にうれしいです! 明日美はよくしゃべりよく笑う子で、百音にとって唯一の女子の幼なじみです。思ったことはスパッと言うところや、時折見せる乙女な部分がとても素直ですてきな役だなと思います。明日美のテンポのよいセリフを楽しみながら演じたいです!」と気合十分。

小学生の時以来2度目の朝ドラ出演という前田は、「(15年放送のドラマ)「LIVE!LOVE!SING! 生きて愛して歌うこと」で被災地を見た経験が自分の中にも大きく残っているので、震災から10年というタイミングで、東北の現在と未来に焦点を当てたこの作品に出演できることをとても光栄に思っています。自由に外に出て、友達と遊んだりすることのできない日々。そんな中でも、皆さんの爽やかな1日の始まりをより華やかにできるよう精いっぱい頑張ります!」と意欲を見せる。

さらに高田は「日本の朝の顔である朝ドラに出演が決定してとてもうれしく思っています」と出演を喜び、「気仙沼の自然豊かな島を舞台に繰り広げられる物語の中で、同じ島で育った個性豊かな同級生たちだからこそ笑いあったり時には支え合える温かさを、この早坂悠人という役を通じて皆さんに届けたいと思います」とメッセージを寄せている。

© 株式会社東京ニュース通信社