【聞かせて】 No.679「小川 泰さん・日本政策金融公庫山口支店長」

 中小企業・小規模事業者、創業企業や農林漁業者への事業資金融資のほか、教育資金融資なども行う日本政策金融公庫山口支店長に8月1日付けで就任した。「地方都市問題を改善するためには官・民一体となった連携が重要。政府系金融機関として行政や民間金融機関等と連携しながらどれだけ地域の活性化に貢献できるか、重責を感じる」と話す。

 20年以上前、業績不振にあえぐ地方企業への融資に踏み切り、後にその企業の商品がテレビで紹介されるのを目の当たりにし、東京でも買えるほどに成長したことを知った時は「公庫職員冥利に尽きる思いがした」と振り返る。

 「一社でも多く廃業を防ぎ、事業をつなげるとともに街を元気にしてくれる創業を応援していきたい。この地域に活力を与える手助けになれば」と、意気込みを語る。

 

【プロフィル】1967年三重県生まれ。滋賀大経済学部卒。日本政策金融公庫奈良支店を皮切りに新宿支店融資第一課長、東京地区審査室室長、審査室グループリーダーなどを経て豊橋支店長からの異動。ジョギングが趣味で100キロマラソンを完走したこともある。

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