卓球世界ランキングポイント、有効期限12か月延長 コロナ考慮で一部改訂

国際卓球連盟(ITTF)は、新型コロナウイルスの影響による国際大会の中止・延期を受け、9月15日付で世界ランキングのレギュレーションを一部改訂したものを発表している。

世界ランキングポイントの有効期限を12か月延長

ITTFが定める卓球世界ランキングは、以下のような規定により従来決定されていた。

・ITTFが規定する大会のうち、過去1年以内の大会結果をもとに算出する。
・世界選手権など一部の大会は1年以上前でも計算対象とし、同大会が次に開催されるまで有効となる。
・対象となる大会のうち、獲得ポイントが多い上位8大会でのポイント合計がその選手の合計ポイントとなる。
・T2ダイヤモンドでの獲得ポイントは上位8大会のポイント合計とは別に加算される。

今回の改訂では、新型コロナウイルスの影響による大会中断を考慮し、2020年4月の最新ランキングでカウントされている世界ランキングポイントの有効期限が12か月延長された。

写真:最新世界ランキングで2位につける伊藤美誠/提供:ittfworld

例えば、伊藤美誠(スターツ)が2019年11月に優勝したオーストリアオープンの2250ポイントは、2020年11月まで有効となっていたが、今回の改訂により2021年11月まで有効と変更になる。

ITTFファイナルのポイント

もう1点の改訂は、11月19〜22日開催のITTFファイナルのポイントについてだ。ITTFファイナルは、ITTFワールドツアー・グランドファイナルとは別大会として扱われるが、ポイントは同等で有効期限は12か月となる。

ITTFファイナルの獲得世界ランキングポイント

優勝:2550ポイント
準優勝:2040ポイント
ベスト4:1660ポイント
ベスト8:1275ポイント
ベスト16:1020ポイント

文:ラリーズ編集部

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