9月の月間最優秀リリーバーはマイヤーズとウィリアムス

メジャーリーグ機構は日本時間9月29日、9月の月間最優秀リリーバーを発表し、アメリカン・リーグはマイク・マイヤーズ(エンゼルス)、ナショナル・リーグは新人デビン・ウィリアムス(ブリュワーズ)が選出された。28歳のマイヤーズはメジャー5年目でまさかの大ブレイク。26歳のウィリアムスは新人王候補に挙げられている。

マイヤーズは昨年11月にウエーバーでエンゼルスに加入。カージナルスでプレーした4年間は合計73試合に登板して防御率7.03に過ぎなかったが、エンゼルス1年目となった今季は29試合に登板して30回を投げ、2勝0敗2セーブ、5ホールド、防御率2.10、43奪三振をマークする予想外の活躍でメジャー定着を果たした。

今季3登板目となった日本時間7月30日のマリナーズ戦で4失点を喫したが、その後の26試合では防御率0.99をマーク。9月は14試合に登板して18回1/3を投げ、2勝0敗2セーブ、3ホールド、防御率0.98、25奪三振とほぼ完璧なピッチングを披露した。

一方のウィリアムスは昨年8月にデビューして今季がメジャー2年目。開幕からブルペンの一角を担い、日本時間7月28日のパイレーツ戦で3失点(自責点1)、日本時間8月5日のホワイトソックス戦で1失点(自責点0)を喫したが、その後18試合連続無失点のままレギュラーシーズンを終えた。

被打率.032(62打数2安打)というチェンジアップを武器とし、今季の53奪三振のうち実に41個はチェンジアップで奪ったもの。9月は9試合に登板して13回を投げ、1勝0敗、4ホールド、防御率0.00、24奪三振と完璧なパフォーマンスを見せた。ブリュワーズが第8シードに滑り込んでポストシーズンへ進出した立役者の1人と言えるだろう。

レギュラーシーズンの成績は22試合に登板して27回を投げ、4勝1敗、9ホールド、防御率0.33、53奪三振、被打率.090、WHIP0.63、奪三振率17.67と驚異的な数字が並んでいる。ジェイク・クロネンワース(パドレス)との新人王争いに注目が集まりそうだ。

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