「脱毛がもっと手軽になる時代が必ずやってくる!」メンズ脱毛クリニックが見据える男性美容の未来

9月1日に大阪梅田でオープンした、男性専門のメンズ脱毛クリニック「ReVIOS(レヴィオス)」で24日、「経営者が集まるメンズ美容懇親会」が行われた。

今回の懇親会は、同クリニックのコンセプト「男性にも美容の選択肢を。」の意義をもっと多くの人に知ってもらうことを狙い、美容に関心がある経営者を招いて行われた。懇親会の幹事を務めたのは同クリニックを運営している、医療法人社団 奉心会副理事長の松尾太郎さん。松尾さんは「必ず10年先にはメンズの脱毛はメジャーになる」と断言する。

メンズ専門にしたのは、脱毛クリニックを訪れる、男性から聞いた悩みがきっかけになっているそうで、松尾さんは「まず、殆どのクリニックの場合、男性と女性をわけてないんですね。女性と同じ入口から男性が入ることに男女共に違和感がある人が多いのです。たとえ、入口が男女違っていても施術する場所は同じということもあります」と語る。これまで、男女が同じ場所での施術だったことを理由に躊躇していた男性の脱毛希望者も新規層として狙っていくそうだ。

また、施術を担当する看護師などのスタッフが女性の場合、脱毛する場所によっては男性側が恥ずかしいと感じるケースもあるそうで「女性スタッフよりも男性スタッフの方が落ち着くという方は多いです。そのため、このクリニックでは男性が施術を担当するようになっています」と男性スタッフである意味合いを強調する。

美容に関しては女性に起きたブームを10年後に男性側が後追いするケースも多いという。現在はいわゆる「イケメン」と言われるタレントを中心に、容姿を良く見せるために永久脱毛をするケースが多いが、将来はそうとも限らないと松尾さんは語る。

「例えば、ヒゲなどを脱毛してしまえば、出勤前などに、剃る手間がはぶかれます。脱毛するときのコストはかかりますが、例えば将来的にみれば、カミソリ代やシェービングクリーム代より安くなってしまうかも。美容としての面だけではなく、これから脱毛がもっと手軽になる時代が必ずやってきます」

また、新型コロナウイルス感染拡大によるステイホームの影響も美容業界には追い風になっている。毎日職場で顔を合わせる必要がなくなったこの時代、施術の過程を新型コロナウイルス感染防止のためのリモートワークやマスクで隠せるからだ。同クリニックや奉心会が運営している他のクリニックでも、「ある程度自由な時間ができたので、施術を受けにきた」という人が増えたそうだ。

今後の展開として都内進出も考えており、脱毛だけではなく、メンズ向け美容全般の施術も計画しているという。

実際の脱毛処理の施術は、施術ルームにある、キャンデラ社の「ジェントルマックスPro」というレーザーを照射する機械で行われる、体毛の組織がある黒い部分を重点的に焼く機材となっており、皮膚へのダメージを最小限に抑えた施術が可能とのこと。

試しに、手や指の毛を脱毛してもらったが、レーザー照射時は冷却ガスも同時に噴射させるので、毛の薄い部分では全く熱さも痛みも感じない。ただ毛の組織が多い部分など、例えばヒゲなどでは多少、痛みや熱さを感じるケースはあるようだ。

同クリニックのメインターゲット層は30~40代、ラウンジでは世界初のIoTデュフューザー「Scentee Machina」により、常にリラックスできる香りが提供されており、コーヒーや美容に働きかけるドリンクのサービスもある。また、wi-fi、電源環境も充実しており、仕事の合間の施術としても最適だ。

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ReVIOS メンズ美容クリニック

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