JR九州と鬼滅コラボ ラッピング「かもめ」運行開始

園児らの合図で出発するラッピングトレイン=長崎市、JR長崎駅

 JR九州は、人気アニメ「鬼滅の刃」とコラボレーションしたキャンペーンを実施する。29日には車体にキャラクターをあしらったラッピングトレインの運行が開始。同社長崎支社は「新型コロナウイルスの感染で落ち込んだ九州の観光に寄与したい」としている。
 映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の10月公開を記念して企画。特急かもめ(博多-長崎)と特急ソニック(博多・中津-大分)にラッピングし、かもめには、主人公の竈門炭治郎(かまどたんじろう)や妹の禰豆子(ねずこ)などをデザインしている。12月下旬まで運行する。
 29日に長崎駅であったラッピングトレインの出発式には、長崎市の山王保育園の園児約60人が参加。砥綿陽介駅長と、キャラクターをイメージした手作り衣装を着た園児4人の合図で博多に向けて出発した。参加した三浦幹太郎ちゃん(5)は「かっこよかった。(ラッピングトレインに)乗ってみたい」と話した。
 キャンペーンでは、缶バッジ付き乗り放題切符の販売や、13の駅を巡るデジタルスタンプラリーなどもある。運行スケジュールなどは特設サイトに掲載している。

 


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