前田5回無失点もツインズ敗れる ポストシーズン17連敗

【アストロズ4-1ツインズ】@ターゲット・フィールド

アメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズが日本時間9月30日に開幕し、第3シードのツインズ(中部地区1位)は第6シードのアストロズ(西部地区2位)と対戦。先発の前田健太が5回を2安打無失点に抑える力投を見せたが、1対1の同点で迎えた9回表に3点を奪われて1対4で敗れ、2004年からポストシーズン17連敗(メジャー記録更新中)となった。

メジャー1年目の2016年以来4年ぶりにポストシーズンで先発のマウンドに上がった前田は、1回表と2回表はいずれも二死から走者を出したものの無失点。3回表を三者凡退に抑えると、ツインズは3回裏二死からマックス・ケプラーが四球を選んで出塁し、ネルソン・クルーズがライトへのタイムリー二塁打を放って1点を先制した。

前田は4回表に2つの四球を与えるなど制球を乱し、二死満塁のピンチを招いたが、ジョシュ・レディックをスライダーで空振り三振に仕留めてピンチを脱出。5回表は10球で三者凡退に抑えたが、この時点で球数が91球となり、1点リードの状態で勝利投手の権利を持ったままマウンドを降りた。

継投で逃げ切りを図ったツインズだったが、3番手のタイラー・ダフィーが7回表二死から連打で一・二塁のピンチを招き、ジョージ・スプリンガーのタイムリーで同点。9回表は5番手のセルジオ・ロモが連打を浴びて無死一・二塁のピンチとなり、二死までこぎつけたものの、遊撃ホルヘ・ポランコのエラーで二死満塁とピンチが広がり、ホゼ・アルトゥーベの押し出し四球でアストロズが勝ち越し。さらに6番手のケイレブ・シールバーからマイケル・ブラントリーがダメ押しの2点タイムリーを放ち、アストロズは勝利を決定付けた。

前田は5回91球を投げて被安打2、奪三振5、与四球3、無失点の力投を見せたが、チームの勝利には繋がらず。アストロズ2番手のフランベル・バルデスが5回2安打無失点の好リリーフで勝利投手(1勝0敗)となり、ロモに黒星が記録された(0勝1敗)。

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