レイズが接戦を制す 筒香は2打数無安打で代打送られ途中交代

【ブルージェイズ1-3レイズ】@トロピカーナ・フィールド

アメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズが日本時間9月30日に開幕し、アメリカン・リーグ最高勝率のレイズ(東部地区1位)は本拠地トロピカーナ・フィールドで第8シードのブルージェイズ(東部地区3位)と対戦。先発のブレイク・スネルが6回途中1安打無失点の快投を見せるなど、投手陣がブルージェイズ打線をわずか1得点に抑え、3対1で接戦を制した。

スネルは5回まで毎回の8三振を奪い、出した走者は四球による2人だけ。6回表先頭のアレハンドロ・カークに初安打を許したあと、ダニー・ジャンセンをライトライナー、キャバン・ビジオを見逃し三振に仕留めたところでマウンドを降りたが、82球を投げて被安打1、奪三振9、与四球2、無失点という見事なピッチングを披露した。

スネルが快投を続けるなか、レイズは4回表先頭のランディ・アロサレーナがブルージェイズ2番手のロビー・レイから三塁打を放ってチャンスを作り、レイの暴投で生還して1点を先制。7回裏にはマニュエル・マーゴが3番手のA・J・コールから1号2ランを放ち、リードを3点に広げた。

スネル降板後、2番手のディエゴ・カスティーヨが2/3回を無失点。3番手のニック・アンダーソンは8回表一死から連打で二・三塁のピンチを招き、ボー・ビシェットの犠飛で1点を失ったが、9回表は4番手のピート・フェアバンクスが無失点に抑え、2点のリードを守り抜いた。

スネルが勝利投手(1勝0敗)となり、フェアバンクスが1セーブ目を記録。暴投で先制点を献上したレイが敗戦投手となった(0勝1敗)。なお、レイズの筒香嘉智は「1番・指名打者」で先発出場し、センターフライと空振り三振で2打数ノーヒット。5回裏の第3打席で代打を送られ、途中交代となった。

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