東山紀之「僕、波平さんと同じ歳になるんです」。「刑事7人」最終回放送日に誕生日を迎え笑顔!

テレビ朝日系の東山紀之主演による連続ドラマ「刑事7人」(水曜午後9:00)がついに最終回を迎える。放送日となる9月30日は、東山の54歳の誕生日で、東山は「僕、『サザエさん』の磯野波平さんと同じ歳になるんですよ。こう言うと分かりやすいでしょ?(笑)」と笑顔を見せ、シーズン6を完走しきった心境を語った。

同ドラマは、天樹悠(東山)を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田鋼太郎)という専従捜査班の刑事たち、そして法医学教授・堂本俊太郎(北大路欣也)という個性あふれるメンバーが、時代とともに複雑化する超凶悪犯罪や難解な未解決事件に挑む人気シリーズ。

最終回の放送に先立ちクランクアップを迎え、最後の撮影を終えた東山は「新型コロナウイルスの影響で、今も世界中で大変な状況が続いていますよね…。オリンピックの延期が決まり、『刑事7人』の撮影も延期になりました。『撮影ができる』のは当たり前のことではなく、特別なことなんだ、と出演者・スタッフみんなが実感しました。そういう意味でも、今年は一番記憶に残るシーズンになると思います。今年も皆さんに見てもらうことができてよかったです」と、厳しい状況の中、無事に完走できたことを喜び、感謝した。

そして、最終回の放送日に誕生日を迎えることについて「誕生日当日は、間違いなく仕事をしています(笑)。でも、それが僕にとっては一番幸せなこと。ずっと続けていられるのは、いろいろな方の頑張りのおかげだし…普通だと思っていたことが特別なことだと気づかされた年でもあるので、あらためて『普通』ってすごく幸せなんだなぁと感じています。『刑事7人』もシーズン6まできて、夏になれば放送されるというのが普通だと思っていたけど、実は特別なことだった…。今年も皆さんに見てもらうことができてよかったなと、実感しています」と感慨と共に作品への愛をのぞかせた。

今シーズンで印象に残っているエピソードについて「一番印象に残っているのは8話の法廷のシーンです。“刑事が法廷に立つことだってあり得るんだ”ということも含めて、捜査のシーンとはやっぱりちょっと違う、印象的なものになりました。『セリフを覚えるのに1週間ほしい』とお願いしたら本当に1週間もらえたので(笑)、じっくり取り組むことができました」と振り返り、「(本シリーズの)MVPは…バッサリ髪の毛を切った倉科カナさんですね! すごく似合っているし、より刑事としての“動き”を見せられるようになったような気がします」と評価した。

最後に「この前、水谷豊さんとお話させていただく機会があったんですが、『相棒』はもう20周年なんですよね。あらためて『継続させる』のは、とても大変なことなんだなと感じました。また、『科捜研の女』も21年目と聞きました。『刑事7人』も6年、これもかなりすごいことだと思うんですが、継続していくことが見てくださる方の信頼につながっている気がするので、僕も正しく生きて長く続けられるよう、これからも頑張っていこうと思います」と視聴者へのメッセージとして、ロングランシリーズ継続への意欲を見せた。

最終回では、刺殺された男性の遺体が見つかり、天樹(東山)ら専従捜査班が臨場。被害者は暴力団の構成員・八代正(小橋川建)で、白い塗料で目の上に殴り書きされていた…。法医学教授・堂本(北大路)の解剖で、八代は睡眠導入剤で眠らされたうえで刺殺されたことが判明。不可解なことに、目には数字《1748》が刻まれた青いコンタクトレンズが入れられていた。しかも昨夜、青山(塚本)に、その数字を告げる電話がかかってきていたのだ。一方、天樹は数字が示す日付に起きた事件の資料が「ゼロA」に入っていたことを思い出す。さらに、使用された塗料も「ゼロA」に関連する事件と同じものだということが分かる――。

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