「大仏越しの空はまるで絵画!」秋は雲の展覧会を楽しんで♪

コロナ禍の旅行は、遠出より近場の観光という「マイクロツーリズム」が推奨されていますね。
これを気に、ずっと気になっていた札幌の新名所「真駒内滝野霊園」に行ってきました。
その名の通り、お墓もありますが、宗派は問われず、園内の6割は緑地で、ユニークで不思議な建造物がたくさんあるのです。

面白すぎました…
思わず、「なんで?」「どうしてここに?」なんて、言葉も出てしまうほど。園内に入ると、イースター島のようなモアイ像がずらりと並ぶほか、ストーンヘンジもあります。

何よりびっくりするのは、大仏の頭が、ドーム状の屋根の真ん中から突き出していること。
遠くからは、頭だけが見えるため、「頭大仏」と呼ばれています。
世界的な建築家の安藤忠雄氏が設計されたそうです。建物に入って、大仏を近くで見ると、天井にぼっかりと穴が空いているので、大仏越しの空を見ることができるのです。

真駒内滝野霊園

私は職業柄、空を見ると、まずは予報が当たっているのか、雲量や雲形、上空の風の流れを観察したり、時にはスマホで資料を出して、上空の気圧や湿度もチェックしたりと科学的な目で見てしまうのですが、この場所ではなんだか、大仏さまに「心で空を見なさい」なんて、言われているような…
理屈を考えず、本来の美しい空を楽しめそうな気持ちになりました。う〜ん。奥が深い。
ついでに、「予報が当たりますように」とお願い事をしたのは言うまでもありません。

秋は、空も芸術です。
移動性の高気圧や低気圧が通過し、色々な雲も出るので「雲の展覧会」など形容されることも。

大仏越しの空も、表情が豊かになる季節。また行ってみたいと思う場所でした!

真駒内滝野霊園 頭大仏殿エリア
住所:北海道札幌市南区滝野 真駒内滝野霊園
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