京急富岡駅に可動式授乳用個室 12月末まで試験設置

京急富岡駅構内に設置される「ママロ」のイメージ

 京浜急行電鉄(横浜市西区)は10月1日、同市金沢区の京急線京急富岡駅構内に、授乳やおむつ交換で使える可動式の鍵付き無料個室「mamaro(ママロ)」1台を試験的に設置する。利用者の声を集めて今後の展開を検討する。設置は12月末までの3カ月間。

 ママロはスタートアップ企業のTrim(トリム、同市中区)が手掛けるベビーケアルームで、商業施設を中心に設置が進んでいる。高さ2メートル、幅1.8メートル、奥行き0.9メートルの個室空間にソファ2台があり、乳児に離乳食をあげることもできる。

 室外には大型荷物の保管が可能な設備を用意した。新型コロナウイルスの感染防止策として除菌機能付きの装置を導入したほか、内部には抗菌加工を施したという。駅改札階のエレベーター前に設置する。利用時間は午前7時半~午後8時半で、1回30分まで。

 京急の担当者は「予約不要でママもパパも利用できる。気軽に使ってほしい」と話している。

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